DUO3.0例文解説メモ #456
DUO3.0例文の456本目です。
in favor of…(…に賛成して)は法律関係の文章で見たことがあります。
poll
「世論調査」「投票数」「(複数形で)投票所」等の意味を持つ名詞。語源は、中低地ドイツ語または中オランダ語で「頭」に由来しており「頭を数える」という意味合いから、①人の頭(票)を数える→「投票数」「(複数形で)投票所」、②人の頭(アンケートで意見)を数える→「世論調査」といった具合に冒頭の意味につながっている。主にニュースや新聞で見かける単語になると思う。
overwhelming
「(感情が)強烈な」「人を圧倒するような」「圧倒的な」「(証拠が)決定的な」等の意味を持つ形容詞。動詞overwhelmの現在分詞が形容詞化された単語となる。動詞overwhelmは「圧倒する」「打ちのめす」「(書き言葉で)水没させる」等の意味を持っており、語源は、over(覆って)+whelm(ひっくり返す*)→「何かをひっくり返して覆う」ということ。ここから、目の前にあるモノをひっくり返して覆いぶせるといったニュアンスとなり前述の意味につながっている。
なお、水没というのは波が覆いかぶさってきて飲み込まれるようなイメージから意味を想像できると思う。なお、この例文で使われているoverwhelming majority(圧倒的多数)というのはよく使われる熟語になるので、例文暗唱を通じて覚えてしまうのがよいと思う。
*)whelm(圧倒する)という動詞があるので語根としてではなくこちらで覚えてしまってもよいと思う。その場合、overwhelmは、over(覆って)+whelm(圧倒する)→「覆って圧倒する」というイメージをスペルから感じられると思う。
majority
「多数派」「(選挙における)得票差」等の意味を持つ名詞。語源は、major(大きい)+ity(名詞語尾)→「大きいもの」となり冒頭の意味につながっている。日本語でもカタカナでマジョリティ(多数派という意味)で使われることがよくあるので耳にしたことがある人は自然と理解できる単語だと思う。
対義語は前の例文で出てきたminority(少数派)となるが「得票差」という意味はmajorityにしかないため、全ての意味における対義語という訳ではない。
in favor of…
「…に賛成して」「…を支持して」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、in(範囲)+favor(賛成)+of(関連)→「…について賛成の中にいる」となり意訳すれば冒頭の意味となる。ビジネスや法律関係で比較的幅広く使われているが、少し堅苦しい印象を持つ表現となる。
なお、反対の意味を持つ表現としては、前の例文で出てきたbe opposed to…(…に反対している)やagainstとなる。また、契約書を見る機会が多い人は同表現を見かけることが多いと思うが、その場合は「…に有利なように」「…を受益者として」といった解釈となることが多いので要注意。
legislation
「法律」「法律制定」等の意味を持つ名詞。語源は、leg(集める)+ation(名詞語尾:動作)→「(ルールを)集めるという行為」ということ。ここから、冒頭の「法律制定」といった意味につながり「法律」そのものも示すようになっている。
なお、語根leg(集める)を持つ単語として前の例文で出てきたlegal(法律の)、loyalty(忠誠)があるので、そちらの内容も読み返してもらえると単語間の紐付けが強化されると思う。
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