DUO3.0例文解説メモ #425
DUO3.0例文の425本目です。
have no choice but to do…(…する以外に手がない)のコアはbutの除く感覚ですね。
under … circumstances
「…の状況で」という意味を持つ表現。この表現で使われている名詞circumstanceは「(周囲の)状況」「(周囲の)事態」といった意味を持っており、語源は、circum(周り)+st(立つ)+ance(名詞語尾)→「何かが周りに立っている」となり前述の意味につながっている。
そのため、under … circumstancesという形で「…の周りに立っている色んなもの(複数形)が影響する状況下で」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。なお、この例文のようにunder the circumstances(このような状況下で)という形でよく使われるのでこの形で覚えてしまってもよいと思う。また、同表現からunderの持つ「何かに覆われて」というニュアンスも感じ取れるとよいと思う。
have no choice but to do…
「…する以外に手がない」「…せざるを得ない」等の意味を持つ表現。この表現を理解する要はbutにあり、#048、#157、#417で説明しているように「除く」という意味となる。そのため、直訳すれば「…すること以外に選択がない」となり、これを意訳すれば冒頭の意味につながる。…の部分を変えれば様々場面で使える便利な表現となる。
surrender
「降伏する」「放棄する」等の意味を持つ動詞。語源は、sur(越えて)+re(後ろ)+der(与える)→「越えて後ろに与える」ということ。ここから「自身の所有を自分を越えて他人に与える」といったイメージとなり、「人にモノを譲り渡す」「一旦得たものを返却する」等のニュアンスから冒頭の意味につながっている。なお、「降伏する」というのは自分自身を与えると考えると理解できると思う。
hold out
「(最後まで)持ちこたえる」「(食料・在庫等が)もつ」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、hold(ガッチリとホールドする)+out(外へ)→「ガッチリとホールドして外へ持ち出す」といったイメージとなる。
個人的には、ラグビーの選手がボールをガッチリ持ってトライするシーンをイメージするとよいと思う。このイメージができれば、最後まで守り抜いて何とか目的を達成するというニュアンスから冒頭の意味が理解できると思う。
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