DUO3.0例文解説メモ #424
DUO3.0例文の424本目です。
occupyは、アンケートや書類でoccupation(職業)という名詞形で見ることがありますね。
armed forces
「国軍」「軍隊」等の意味を持つ表現。名詞armには「腕」「肩」「部門」「(複数形で)武器」といった意味があるが、語源は語根ar(ピッタリ合わせる)を持つことに由来している。
ここから、①ピッタリ合わせる→結合部(関節)に注目→「腕」「肩」、②戦争にピッタリ合わせる→武装する→「武器」とった具合に前述の意味につながっている。また、「部門」についても何かにピッタリ合うように腕のように動く組織という理解ができると思う。このサイトにarmのニュアンスが説明されているので、時間がある人は一読してみるとよいと思う。
本題に戻ってarmed forcesだが、armedは形容詞(もしくは過去分詞形)で「武装した」、forceには複数形で「部隊」という意味があるので、合わせて「武装した部隊」となり冒頭の意味となる。
succeed in doing…
「…することに成功する」という意味の表現。動詞succeedには「成功を収める」「後を継ぐ」等の意味があるが、語源は、suc(下に)+ceed(進む)→「何かの下に進む」ということ。ここから「下にピッタリくっついて離れずに追従する」といったニュアンスになる。
そのため、①目標や計画に離れず追従する→「成功を収める」、②誰かの下をピッタリくっついて進む→「後を継ぐ」といった具合に前述の意味につながっている。本題に戻り、succeed in doing…だが「…するという目標・目的において離れず追従する」というイメージから冒頭の意味につながる。
occupy
「(場所・時間等を)占める」「占拠する」「(頭や心の中を)いっぱいにする」等の意味を持つ動詞。語源は、oc(強意)+cup(捕まえる)→「完全に捕まえる」ということ。ここから、①場所を完全に捕まえる→「場所を占める」「占領する」、②比喩的に時間を完全に捕まえる→「時間を占める」、③比喩的に何かが頭や心を完全に捕まえる→「(頭や心の中を)いっぱいにする」といった具合に冒頭の意味につながっている。
なお、longmanには「場所を占める」という意味では、前の例文で出てきた句動詞take up(占める)の方が日常ではより使われるとの説明がされている。また、アンケートや書類でoccupation(職業)という欄を見たことがある人もいるかもしれないが、これは「あなたの時間を占めるもの」と考えるとその意味がピンとくると思う。
entire
「全体の」「全部の」等の意味を持つ形容詞。語源はスペルからは想像できないが、前の例文に出てきたintegrate, integrityと同じとなる(*)。そのため、in(反対)+teg(触れる)→「触れられない」→「完全なモノ」というニュアンスとなり、これがentireにも適用されて冒頭の意味につながっている。スペルから意味がイメージできないので例文暗唱を通じて単語として覚えてしまうのがよいと思う。
(*)integrate, integrityはラテン語から英語に直接入ってきた単語であるのに対して、entireはラテン語→古フランス語経由で英語に入った単語となる。
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