DUO3.0例文解説メモ #448
DUO3.0例文の448本目です。
longは動詞の意味もあります。また、longを使った面白い表現にlong face(浮かない顔)がありますね。
needless to say
「言うまでもなく」という意味の表現。文法的には慣用的な独立不定詞(文から独立して文章全体を修飾する不定詞)に分類される表現となる。慣用的に使われている表現なので、あれこれ考えずに慣れて覚えてしまうのがよいと思うが、分解して考えれば、need(必要)+less(なし)+to say(言うこと)→「(後述することを)言う必要なく」となり冒頭の意味につながっているのが分かると思う。
この他にもDUOの例文内には、to begin with(まず第一に)、to tell the truth(実を言うと)、to make matters worse(さらに悪いことに)、to be honest(正直に言って)といった慣用的な独立不定詞が出てきている。
refugee
「難民」という意味の名詞。語源は、re(後ろに)+fug(逃げる)+ee(~する人)→「後ろに逃げる人」ということ。ここから、戦争や迫害などで安全な場所に逃げる人といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、語根fug(逃げる)を持つ比較的メジャーな単語はなく(*1)、接尾辞-ee(~する人)も普通はemployee(雇われる人)やtrainee(教育される人)のように「~される人」という意味を持つがこの単語ではそうなってないため(*2)、refugee=難民という定訳を覚えてしまうのがよいと思う。
*1)ポルトガル語で逃げるはfugirというのでヨーロッパ圏の言語知識がある人には馴染みがあるかもしれない。
*2)もともとは「~される人」という意味を持つ接尾辞だったが、特定の行為を行う人(例:escapee(逃亡者))、特定の状態に置かれている人にも使われるようになっている。
long for…
「…を切望する」「…を心から望む」等の意味を持つ表現。longは「長い」という意味の形容詞として広く知られているが、seem long(長く感じられる)という表現から「待ちわびる」というニュアンスを持つ自動詞に派生している。そのため、long(待ちわびる)+for(求める)→「...を求めて待ちわびる」となって冒頭の意味につながっている。
また、longを使った面白い表現としてlong face(浮かない顔)がある。直訳すれば「長い顔」という意味になるが、悲しいときやガッカリした時は顔が下に垂れて伸びて長くなっているように見えることが由来になっているらしい。
freedom
「自由」「解放」等の意味を持つ名詞。語源は、free(自由な)+dom(名詞語尾:状態)→「自由な状態」となり冒頭の意味につながっている。なお、接尾辞-domは前の例文で出てきたwisdom(賢明なこと)でも使われているので、忘れてしまった人はリンク先を読み返してみるとよいと思う。
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