DUO3.0例文解説メモ #463
DUO3.0例文の463本目です。
perceiveは「感覚を通じて捕まえる」という感覚ですね。
on duty
「勤務中で」という意味の表現。分解して考えれば、on(接触)+duty(義務)→「義務に接触している」となり冒頭の意味につながっている。それぞれの単語のイメージができれば容易に理解できる表現だと思うので、理解が曖昧な方はリンク先の内容を読み返してもらえるとよいと思う。
perceive
「(感覚で)気付く」「(書き言葉)理解する」等の意味を持つ動詞。語源は、per(通して)+ceive(捕まえる)→「(感覚を)通して捕まえる」となり、冒頭の意味につながっている。次にそれぞれの意味が持つニュアンスについて考察をしてみる。
まずは「(感覚で)気付く」だが、自身の周りの状況や変化を感覚的に気付くということから、「些細で分かりにくい内容を」といったフレーバーがある印象となる。また、longmanにはフォーマルな表現との説明がされている。
次に「(書き言葉)理解する」だが、longmanの説明文を引用すると次のようになっている。to understand or think of something or someone in a particular way.個人的にポイントだと思うのは、in a particular way(ある特定の方法で)という部分で、これは「感覚を通じて」というのが根本にあるために生じるニュアンスなのだと思う。具体例を挙げれば、いつも元気な人が静かに椅子に座っている様を見た時に(視覚を通じて気付いた時に)、ある人は「体調が悪いのかなぁ」と思い、別の人は「精神的に辛いことがあったのかなぁ」と思うかもしれない。どのように思う(理解する)かは人それぞれで、それが正しいかどうかは別として、とにかくin a particular way(ある特定の方法)で理解するということだと思う。
なお、この例文の場合は感覚(おそらく聴覚)でお年寄りが近づいてくるのに気付いたという状況だと思う。
elderly
「年老いた」「年配の」等の意味を持つ形容詞。語源は、elder(年寄り)+-ly(形容詞語尾:性質を持った)→「年寄りの性質を持った」となり冒頭の意味につながっている。なお、elder(年寄り)は、語源としてはoldの比較級(より古い)が名詞化されたものとなる。そのため、elderlyはoldと基本的には同じになるが、ネイティブ視点でのニュアンスの違いについてはこのサイトで説明されているので一読をお勧めする。
サイトの説明によると、elderly manをold manで表現すると、場合によっては失礼になるとのこと。そのため、elderly man(お年寄り)という形で覚えておいた方が無難だと思う。
come up
「近づく」「話題に上がる」「(問題等が)起こる」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、come(来る)+up(大きく、出現)→「大きくなって来る」「出現して来る」というイメージとなる。ここから、①大きくなって来る→「近づく」、②会議で出現してくる→「話題に上がる」、③目の前に出現する→「(問題等)が起こる」といった具合に冒頭の意味につながっている。
辞書を引くと分かると思うが、他にも多数の意味を持っている句動詞となる。こういった句動詞を攻略するには、辞書に載っている意味を一個一個暗記するのではなく、動詞と前置詞のそれぞれコアイメージをしっかりと把握しておき、それらの組み合わせによってどのように意味が派生するのかを意識して文章を読んだり覚えたりするのが効率的な学習法だと思う。
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