DUO3.0例文解説メモ #102
DUO3.0例文の102本目です。
句動詞turn offの目的語の位置にも注目するとよいと思います。
これ例文で使われているyellという単語は海外ドラマのFriendsでもよく出てきます。例えば、start yelling at me(私に怒鳴ってきた)、Stop yelling!(怒鳴るのやめて)といった表現です。
turn off
「明かりを消す」「エンジンを止める」「水やガスを止める」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、turn(回す)+off(オフ)→「何かを回してオフする」ということ。ここから「つまみを回してOFFする」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
<turn on/off>は電気製品のスイッチをON/OFFするという意味でよく使われる句動詞となる。昔のスイッチはダイアル式のものが多かったので、その名残で今でもturnが使われてるのではないかと思う。例としては、turn off the light(電気を消す)、turn off the TV(テレビを消す)などがある。
ただ、最近の電気製品はほとんどスイッチ式なので、switch on/offが使われることもある。ちなみに、目的語の位置はturn the light off, turn off the lightのどちらでも問題ないが、代名詞を使う場合はturn it offのように動詞と副詞の間に入れる必要があるので要注意。この辺りはこちらで説明しているので気になる方は一読頂ければと思います。
yell
「大声を上げる」「怒鳴る」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は「大声を上げる」ということに由来しており、冒頭の意味につながっている。名詞として「エール(応援の叫び声)」という意味も持っており、日本語でもエールを送るという表現は普通に使われているので、エール=大声を上げるといった紐付けをしておけば感覚的にも理解できると思う。
in a rage
「激怒して」という意味の表現。この表現で使われている名詞rageは「憤怒」「激怒」等の意味を持っているため、in(範囲)+ a rage(激怒)→「激怒の範囲で」ということ。ここから激怒という状態にいるといったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
なお、longmanには、a strong feeling of uncontrollable angerとあるので、rageはangry(怒り)の上の状態となる。この例文の場合は、子供に対して言っているセリフになるので「カンカン」という訳がしっくりくると思う。
参考
rageの語源は、印欧語根*rebh-(暴力的)に由来している。あまり覚えても有用な語根ではないので敢えて取り上げなかったが、同語根を持つ比較的身近な単語としてrabies(狂犬病)があるので併せて覚えておくとよいと思う。
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