DUO3.0例文解説メモ #467
DUO3.0例文の467本目です。
この文章で使われているasは「イコール」→「時」という流れですね。
scream with…
「…のあまり叫び声を上げる」という意味の表現。この表現で使われている動詞screamは「悲鳴を上げる」「甲高い声で叫ぶ」等の意味を持ち、語源は、「擬音(カー)」「泣く」というところに由来している。そしてここから、大きな音を指すようになり、前述した「悲鳴を上げる」「甲高い声で叫ぶ」という意味につながっている(調べた限り少し曖昧な部分があったので、語源としては少し間違っているかもしれない)。
また、前置詞withはつながりを意味する幅広い単語で、ここでは「原因」の意味で使われている。そのため、scream with…という形で「…という原因で悲鳴を上げる」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。個人的には、screamは「叫ぶ」という意味を持つ動詞として広く知られている印象があるので、知らなかった人はこの例文暗唱を通じて意味を覚えてしまい(敢えて語源と紐付ける必要はない印象)、withのイメージだけしっかりと把握しておけばよいと思う。
as
「~だから」「~するとき」「~につれて」「~のように」等の意味を持つ接続詞。こちらで説明しているように基本イメージはイコールとなる。そのため、この例文に沿って考えれば「彼女は恐怖で叫んだ」=「誰かが彼女の腕を掴んだ」ということ。そして、このイコールを成立させるためにはasは「~なので」「~のとき」の2つのパターンが考えられるが、理由を表すasは同じ意味を持つbecauseやsinceよりも古風で改まった印象を与えるようなので、このような例文には適さず「~のとき」という意味になる。
get/take hold of…
「…を掴む」という意味の表現。分解して考えれば、take(取る)+hold of…(…の保持)→「…を取って保持する」ということ。getやtakeだけであれば「…を取る」という意味になり、holdだけであれば「…を手に持つ」という意味になるが、get/take hold of…という形にすることで「…を手に取って保持する」となり、冒頭の意味につながる。
なお、この表現で使われているholdは名詞の意味で、冠詞aを入れたget/take a hold of…という形で使われることもある。
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