DUO3.0例文解説メモ #178
DUO3.0例文の178本目です。
take a chanceは「チャンスを掴め」ではなく「一か八かやってみる」ということ。chanceの捉え方がポイントです。
fall in love with…
「…と恋に落ちる」という意味の表現。分解して考えれば、fall(落ちる)+in(範囲)+love(恋)+with(一緒)→「…と一緒に恋という範囲に落ちる」となり意訳すれば冒頭の意味となる。
chance
「チャンス(機会)」「見込み」「偶然」「リスク」「確率」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は語根cha(落ちる)を持っており、ここから「サイコロが落ちる(振る)」という意味を持つラテン語のcadentiaを経由して冒頭の意味につながっている。
日本語のチャンスは「機会」という意味になるが、英語のchanceは他の意味も持っているので要注意。この例文で使われているtake a chanceという表現は、take(ちょいっと取る→選択する)+a chance(リスク)→「リスクを選択する」→「一か八かやってみる」という意味になる。最初この表現を見たときは「チャンスを掴め」と自分は誤解してしまった。
chanceと同じような意味を持つ単語にopportunityがあるが、両者の違いについてはこちらで説明しているので気になる方は一読頂ければと思う
propose
「提案する」「プロポーズする」等の意味を持つ動詞。語源は、pro(前に)+pose(置く)→「何かを前に置く」ということ。ここから正式に宣言するといったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
提案と言えばsuggestを思い浮かべると思うが、proposeはフォーマルな表現でより練られた提案というニュアンス(この辺りは、プロポーズという意味からも伝わってくる)。自分の体験談になってしまうが、ブラジル赴任している頃に、英語でproposal(proposeの名詞形)とsuggestion(suggestの名詞形)をビジネスで混同して使っていたら「proposalなのかsuggestionなのか?」と軽く注意されたことがある。
なお、「プロポーズする」という意味で使う時は自動詞となり、この例文のように前置詞toを伴うので要注意。
turn down
「音量を下げる」「(申出や提案等を)断る」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、turn(回転)+down(下へ)→「回転して下にする」ということ。
ここから、①(つまみを)回転して音量を下げる→「音量を下げる」、②(提案書を)反転して下に置く→「却下する」「断る」といった具合に冒頭の意味につながっている。
YouTube動画版
動画版も作ってみました。宜しければ、チャンネル登録お願いします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません