DUO3.0例文解説メモ #002
DUO3.0例文の2本目です。
口語表現と句動詞が散りばめられています。
句動詞は「基本動詞」+「前置詞(副詞)」の組み合わせです。それぞれの単語の持つ意味の範囲が広いので、句動詞は多岐の意味を持つことが多いです。個々の単語の持つコアをしっかりと把握して、そこから意味をイメージで派生させる癖をつけるとよいと思います。
take it easy
「気楽にやりなよ」「落ち着きなよ」「じゃあね」等の意味を持つ口語表現。代表的な使われ方としては、①一生懸命仕事をしている人の労をねぎらう場合、②取り乱している人に対して落ち着いてと言う場合、③別れ際の挨拶の3パターンが存在する。分解して考えれば、take(取る)+it(それ)+easy(容易に)→「それを容易に取る」ということ。どのように冒頭の3つの意味につながるのかを文章で説明すると長くなるので、下図のようにまとめた。なお、take itを省略してeasyとだけ言う場合もある。
assure A that…
「A(人)に…ということを保証する」という意味の表現。この表現で使われている動詞assureは「保証する」「請け負う」等の意味を持ち、語源は、as(~の方へ)+sure(確かな)→「確かな方向に持っていく」ということ。そのため、assure A that…という形で「Aを確かな…の方向に持っていく」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。
turn out
「(事態などが最終的に)~に終わる」「判明する」「(明かりを)消す」「(大量に)生産する」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、turn(回転)+out(外に)→「クルっと回して外に出す」ということ。ここから、①状況がクルっと回って外に出る→「(事態などが最終的に)~に終わる」「判明する」、②つまみをクルっと回して明かりを外に出す→「(明かりを)消す」、③機械をクルクル回して加工物を外に出す→「(大量に)生産する」といった具合に冒頭の意味につながっている。
なお、この例文では①の意味で使われており、turn out fineで、最終的にひっくり返って外に出てくるものはfine(良い)ものですよということ。また、turnのクルっとという感覚から分かるように「予想してない状況に終わる(予想していた状況からクルっと反転して)」といったニュアンスが含まれる場合もあるので併せて覚えておくと良いと思う。
動画版
動画版も作ってみました。宜しければご活用ください。
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