DUO3.0例文解説メモ #199
DUO3.0例文の199本目です。
アメリカ出張時に昼食時間があまりとれなかった祭、現地人がgrab a hamburger(ハンバーガーを食べる)と言っていたのを思い出しました。
patience
「我慢」「忍耐」「根気」等の意味を持つ名詞。語源は「傷つける」といった意味に由来しており、そこから「苦しんでいる」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。なお、患者のことをpatient(病気に苦しんでいる人)というので、併せて覚えてしまうとよいと思う。
give out
「支給する」「尽きる」「不足する」「疲れ果てる」「感情を出す」「放つ」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、give(与える)+out(外に)→「何かを外に与える」ということ。
ここから、①何かを人に与える→「支給する」、②(内部からの視点で)何かが外に出ていく→「尽きる」「不足する」、③(自分の体の中の視点で)力が外に出ていく→「疲れ果てる」、④(感情などが)外に出ていく→「感情を表す」、⑤何かを外に与える→「放つ」といった具合に冒頭の意味につながっている。この例文では④の意味となる。
非常に意味の多い句動詞となるので、根本となる動詞と前置詞のイメージをしっかりと把握しておき、文脈に応じて臨機応変に意味が変わることを意識しながら例文暗唱に取り組むとよいと思う。
grab
「サッと掴む」「ガッと掴む」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。乱暴に突然といったフレーバーを持つ単語となりカジュアルなシーンで使われることが多い単語となる(longmanにもインフォーマルな表現との説明がある)。
この例文では、grab his collarで「襟首をガッと掴む」というニュアンスになる。また、同単語は食べるという意味も持っているが、味わうのではなく短時間でというニュアンスが加わる。grab a hamburger(ハンバーガーを食べる)という表現をたまに聞くことがある。この辺りからも「サッと掴む」「ガッと掴む」という感覚が伝わってくると思う。
collar
「襟」という意味の名詞(動詞としての意味もある)。色のcolorとは発音が違うので注意(collarの最初の母音は、あくびをするような喉を開いた「ア」に近く、colorの最初の母音は喉の底から出すような「ア」に近い)。後の例文でもwhite-collar worker(サラリーマン)という意味で出てくる。
なお、語源はcycle(円)やcultivate(開拓する)でも使われている「動き回る」という意味を持つ語根に由来しており、首の周りを回るものといったことから「襟」という意味につながっているらしい。collar自体は比較的メジャーな単語となり、語源からのアプローチも直感的には分かりにくいのでそのまま単語として覚えてしまうのがよいと思う。
swear
「誓う」「断言する」「罵る」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。元々は神様に誓うというような意味で使われていたらしいが、不適切に使用すると「罰が当たる」というニュアンスから「罵る」という意味も持つようになった単語となる。なお「断言する」という意味で使う場合は、砕けた表現として日常会話でもよく使われる。
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