DUO3.0例文解説メモ #219
DUO3.0例文の219本目です。
雑学(常識?)になりますが、アメリカの三大自動車メーカと言えば、GM、フォード、クライスラーです。
全体
後半のコンマ以降の文章は、付帯状況(同時進行)を表す分詞構文となる。大西先生の本では-ing形は躍動感という形で分詞構文、動名詞、分詞修飾も説明されており、感覚的にも非常にしっくりくるので一読をお勧めする。
簡単に説明すると、躍動感を表す-ing形で文章に並べること(繋げること)で、文脈によって同時進行や原因・理由等の意味になるという感覚。なお、ここでは同時進行の意となり、My rusty Ford broke down(錆びついたフォードが故障した)とobstruct the intersection(交差点を塞ぐ)が同時に起こっているということを表している(前半部分が過去形となっているため、分詞構文の訳も必然的に過去の意味となる)。
rusty
「錆びた」「赤茶けた」「なまった」等の意味を持つ形容詞。語源はred(赤)と同じらしく、そこから「錆び(錆は赤茶けているので)」というニュアンスが生まれ、さらに「腕がなまる」といった具合に冒頭の意味に派生していった単語となる。
この例文では「錆びた」という意味で使われている。最近英語使ってないなぁなんてときは、My English is getting rusty(英語が下手になってきている)という表現も使えたりする。
Ford
「フォード製の車」という意味の名詞。アメリカの三大自動車メーカと言えば、GM、フォード、クライスラー。この内、フォード製の車のことをFordという(longmanにもその説明が載っている)。英語とは全く関係がないがアメリカにおける車のシェアは下記の通りとなっている。
break down
「故障する」「(交渉が)決裂する」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、break(壊れる)+down(下に)→「壊れて下になる」ということ。ここから、①壊れて下に横たえて動けなくなる→「故障する」、②交渉が壊れて下にバラバラとなる→「決裂する」といった具合に冒頭の意味につながっている。なお、この例文では①の意味で使われている。
感覚的には、My car was broken downと受動態にしたくなるが、ここでのbrokeは壊れるという意味の自動詞になるのでこの表現は不可となる。downを除いたMy car was brokenという表現であればOKだが、be動詞を使っているため訳としては「故障した」ではなく「(ある時点、期間)故障していた」となると思う。
obstruct
「妨害する」「塞ぐ」等の意味を持つ動詞。語源は、ob(反対)+struct(建てる)→「反対に建つ」ということ。ここから「正面が塞がれている」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。→「妨害する」「塞ぐ」等の意味を持つ動詞。
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