DUO3.0例文解説メモ #325
DUO3.0例文の325本目です。
sinceは「だから」という意味も持ちますが、読み手も聞き手も既に知っている理由を言う時に主に使われます。
since…
「…だから」「…以来」等の意味を持つ接続詞(他品詞の意味もある)。現在完了と一緒に「…以来」という意味の接続詞として広く知られているが、この例文のように理由を表す接続詞としての用法もある。訳としては「…なので」「…だから」となるが、sinceを使う場合は、読み手も聞き手も既に知っている理由を言う時に用いられる。そのため、この例文では父が寝たきりというのは既知の情報ということが推測できる。
bedridden
「寝たきりの」という意味の形容詞。riddenはride(乗る)の過去分詞となるため、bed(ベッド)+ridden(乗られた)→ベッドに乗られた?というような意味になりちょっとピンと来ない。
接尾辞にriddenが付く単語としては、debt-ridden(赤字を抱えた)、guilt-ridden(罪の意識にさいなまれて)等の単語があり、両方とも「借金に乗られた」「罪に乗られた」と考えれば納得がいく単語となっている気がする。とりあえず、病気にかかっている人はベッドに寝たきりとなるので、比喩的な意味で「ベッドに乗られた?」を使っているのかなぁという感じで理解。
take turns doing…
「交代で…をする」という意味の表現。ここでのturnは「番」といった意味で、take(ひょいっと取る)+turns(番)+doing…(…をする)→「…をする番を次々に取っていく」というイメージから冒頭の意味につながっている。なお、次々にというニュアンスが出るのはturnsと複数形になっているため。
look after…
「…の世話をする」「…に気を配る」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、look(目を向ける)+after(…の後ろ)→「誰かの後ろに立ってその人に目を向けている」というイメージとなる。
ちょっと補足すれば、小さい子と一緒に歩くときに自分が先に行ってしまうと視界から外れてしまうため、必ずその子を前に行かせ自分は後ろから見守るように歩く感覚と同じ。この感覚から冒頭で説明した意味になる。また「責任を持つ」「管理する」等の意味もあるがこれらの意味も上述したイメージから直感的に理解できると思う。
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