DUO3.0例文解説メモ #277
DUO3.0例文の277本目です。
エンタープライズは、スタートレックに出てくる宇宙船の名前にも使われてますね。語源が分かればネーミングも納得です。
with + O + 分詞
「Oが~しながら」という意味の表現。表現のためのロイヤル英文法では「with + 独立分詞構文」というネーミングで説明されている。独立分詞構文については既にこちらで説明しているので参考にして欲しい。
この例文の場合は、with(一緒に)+restrictions(主語:制限) +removed(分詞:解除された)→「制限が解除されたのと一緒に」となり、意訳すればDUOの和訳である「制限が解除され」という意味になる。
restriction
「制限」「制約」等の意味を持つ名詞。語源は、re(後ろ)+stric(引っ張る)+tion(名詞語尾)→「後ろに引っ張る」ということ。ここから「前に行けなくする」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
enterprise
「企業」「事業」等の意味を持つ名詞(形容詞としての意味もある)。語源は、enter(間に)+pris(捕まえる)→「(困難な場所に)入り込み捕まえる」となり冒頭の意味につながっている。IT関係やベンチャー企業をenterpriseということが多いような印象があるが、これは困難な場所に入って捕まえるという「冒険心」「チャレンジ精神」に由来しているのだと思う。
come into being
「誕生する」「発生する」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、come(来る)+into(入って到達)+being(beの現在分詞で存在する)→「存在する状態に来る」となり冒頭の意味につながっている。
前置詞intoが使われているのは、これまで表に出てきてなかったもの出てきたという変化のニュアンスとマッチするからだと思う。なお、この例文ではhave come into beingという現在完了の形で使われているので、制限が解除された時点で誕生した企業が今も存続しているといったニュアンスになると思う。
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