DUO3.0例文解説メモ #340
DUO3.0例文の340本目です。
加工技術に知見のある人であれば、mold(金型)はお馴染みの単語ですね。
全体
後半の文章のTrying to fit into a moldは動名詞を使った主語になっており「型にフィットしようとすること」という意味になる。
would rather A than B
「BよりむしろAを好む」という意味の表現。preferを使って表現することもできるが、longmanにも日常会話ではwould ratherという表現の方がよく使われると説明されており、下記動画でも同じような説明になっている。
個人的にはratherよりもpreferの方が意味が理解しやすいので、ついpreferを使ってしまいがちだが。。。ratherについては前の例文で出てきており少し説明をしているので読み返して頂けると理解が深まると思う。
toil away
「せっせと働く」「精を出す」という意味の表現。longmanにはフォーマルな表現でawayはなくても同じ意味になると説明されている。動詞toilの語源は「オリーブを潰す機械」「ハンマーで潰すこと」といったところから来ているようだが、残念ながらスペルとイメージを紐付けるすべがないのでそのまま覚えるしかない単語だと思う。
fit into…
「…に収まる」「…に溶け込む」等の意味を持つ句動詞。分解すれば、fit(合う)+into(内部へ)→「何かの内部へフィットするように入り込む」というイメージになり冒頭の意味につながっている。なお、この例文ではmold(型)に自身がフィットするように入り込むということ。
mold
「型」という意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。下の絵のように鋳造(型に溶けた金属を流し込んで成形する)するときに金属を流し込む型のことをmoldというので、加工技術に詳しい人であれば耳にしたことがある単語だと思う。
また、moldには物理的な型だけでなく、この例文のように比喩的な「型」という意味も持つ。なお、語源はaccommodateやmodestで説明した語根mod(型にピッタリ)から来ている。また、辞書を調べれば分かるがmoldには「カビ」という意味もあるが、これは語源が異なる同音異義語となる。
get A nowhere
「Aをどこにも連れて行かない」「Aの役に立たない」等の意味を持つ表現。<get +人+場所>で「人を場所へ連れていく」という表現ができ、場所をnowhere(どこにもない)で置き換えて直訳すれば「人をどこにも連れて行かない」となり、比喩的に「人の役に立たない」という意味になる。
<get +人+場所>という表現は残念ながらDUOの例文内には出てこないが、自動詞としてであれば、We’ll get there in timeという表現は出てきているし、How long will it take to get there? (そこに着くのにどれくらいかかるの?)というお決まりの表現があるので、これらの他動詞バージョンと考えれば<get +人+場所>という表現も身近に感じられると思う。
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