DUO3.0例文解説メモ #410

2024年1月11日DUO

管理人
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DUO3.0例文の410本目です。

word by wordじゃダメなのかという点について考察してみました。

ChatGPTより生成した例文イメージ画像
YouTube動画版もあるのでご活用ください)
管理人が使用したお勧め教材を纏めています。参考にして頂けると幸いです。
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detective

「刑事」「探偵」等の意味を持つ名詞(形容詞の意味もある)。語源は、動詞detect(見抜く)に接尾辞-ive(形容詞語尾:性質)が付加されたdetectiveという形容詞が名詞化されたもの。DUO内の例文には出てこないが、detectは、de(離れて)+tect(覆う)→「覆っているものを離す」というイメージから「気付く」「見抜く」等の意味を持つ動詞となる。

本題に戻り、detectiveという名詞は「気付いたり見抜いたりする性質がある人」となり冒頭の意味につながっている。なお、語根tect(覆う)を持つ身近な単語としてはprotect(守る)がある。また、名探偵コナンは英語でdetective conanと訳されているので、人によってはYouTubeなどでよく見かける馴染みのある単語になると思う。

take down

「(上にあるモノを)降ろす」「書き留める」「(ズボンやパンツ等を)下ろす」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、take(ひょいっと取る)+down(下に)→「ひょいっと取って下に降ろす」というイメージになる。

このイメージから、①上にあるモノをtake downする→「降ろす」、②見聞きしている情報をtake downする→「書き留める」、③着ているものをtake downする→「下ろす」といった感じで冒頭の意味につながっている。ここでは、②の書き留めるという意味で使われている。なお、前の例文で出てきたwrite down(書き留める)という句動詞とほぼ同じ意味になると思う。

testimony

「(法廷などでの)証言、陳述」「証拠」等の意味を持つ名詞。語源は、test(証言する)+mony(名詞語尾:~すること)→「証言すること」となり冒頭の意味につながっている。日常生活では使うことはほぼないがニュースでは頻繁に見聞きする単語となる。

なお、語根test(証言する)は、後の例文で出てくるprotest(抗議する)という単語でも使われているのでリンク先を先読みしてみるのもよいと思う。なお、testと言えば真っ先に「試験」を連想すると思うが残念ながら別語源となる。

イメージ

on the spot

「即座に」「その場で」等の意味を持つ表現。名詞spotを辞書で調べると無数の意味が出てくるが「(焦点が当たる)小さな点」といったイメージでざっくり捉えておくとよいと思う。

なお、このサイトにspotの説明が書かれているので一読してみると理解が深まると思う。この例文の場合は、spot=「物事が起きているその場所」という意味になると思う。

word for word

「逐語的に」「一字一句変えないで」等の意味を持つ表現。本をword for wordに書き取れば「オリジナル文章を一字一句間違えずに正確に写す」となり、翻訳をword for wordにすれば「逐語的に訳す(=一語一語忠実に訳す)」という意味になる。

前者の例では「一語(本)と一語(書き取り)」を対応させて、後者の例では「一語(元の言語)と一語(翻訳言語)」を対応させてと考えればよいと思う。なお、この例文の場合は「一語(発言)と一語(書き取り)」を対応させるということ。

word by wordとの違い

little by little(少しずつ)という表現があるので、それに倣ってword by wordではダメなのかと考える人もいると思うのでこの辺りについて少しメモしておく。

両者の違いは前置詞となるが、forは「向かって」「交換」という意味合いがあるので上述したように「対応」という感覚になるが、byは「傍」というのが基本的な意味になるので、word by wordであれば「一語の傍に一語」→「文章を一語ずつ」という感覚になると思う。

実際に、word by wordというのは何かを注意深く読むときに使われる表現となり、例を挙げれば、read the report word by word(一語一語レポートを読む=注意深くレポートを読む)というニュアンスとなる。


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Posted by EngxEng