DUO3.0例文解説メモ #111
DUO3.0例文の111本目です。
someの捉え方はしっかりとマスターしたいところです。
海外ドラマのFriendsでも"some guy"(平坦な発音)を “some guy!"(soomと伸ばして発音 )と勝手に妄想して「俺ってサイコー!」と喜んでいたシーンがあります。このように強調すれば、some「サイコーの」「サイテーな」と両極端な意味になります。どちらの意味かは文脈次第です。
全体
この文章はhas become…という現在完了を使った形になっている。現在完了の基本はhave以下のことを今も持っているということなので、 “become something of a necessity(必需品になった)"ということを今も持っている→「最近は必需品になってきた」というニュアンスとなる。この辺りの説明は大西先生の本に分かりやすく説明されているので気になる方は一読をお勧めする。
cell phone
「携帯電話」という意味の表現。単にcellと略されることもある。英語に関係ない雑学となってしまうが、携帯はセルラー方式という無線通信方式を利用していた。具体的には、下図のように地域ごとに基地局を設置し、そのエリアの通信はその基地局が担当するという感じ。この区切が細胞のセルのように見えることからセルラー方式と呼ばれる。そのため、携帯電話はもともとcellular phoneと呼ばれており、それがcell phoneと略されて冒頭の形につながっている。
something of a…
「ちょっとした…」「かなりの…」という意味を持つ表現。前の例文で説明したようにsomeは「ぼんやりそこにある」というのが基本イメージとなるため、something of a…という形で「…についてぼんやりしたもの」ということ。
ここから「完全には…ではないけれど、…に近い」という意味合いとなり、肯定的にとれば「かなりの…」、否定的にとれば「ちょっとした…」といった具合に冒頭の意味につながっている。取り方によって真逆となってしまうが、この辺りは文脈で判断するしかない印象だが、この例文のように「ちょっとした」という意味で訳されることが多いと思う。
ちなみに、前述したように、someにも「ぼんやりそこにある」というのが基本イメージから「特別言うまでもない」「大したことのない」といったニュアンスだけでなく、その真逆の「すごい」「最高の」といったニュアンスもあるのでそのあたりも併せて覚えておくとよいと思う。
do without…
「…なしで暮らす」「…なしで済ます」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、do(何かをする)+without(なしで)→「…なしで何かをする」となり、冒頭の意味につながっている。文法的には特に難しくないが、withoutの持つ「明確な境界」を意識しながら例文暗唱するとよいと思う。
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