DUO3.0例文解説メモ #317
DUO3.0例文の317本目です。
I’m afraid…(残念ながら)もcome down with…(…で体調が悪くなる)も日常会話で普通に使えそうな表現ですね。
I’m afraid…
「残念ながら…と思う」という意味を持つ表現。言いにくいことを礼儀正しく伝えるときの切り出しとしてよく使われ「残念ながら…」「申し訳ありませんが…」等の意味を持つ。この例文では、I’m coming down with somethingという内容をI’m afraidで切り出して礼儀正しく伝えているということ。感覚的には、I’m sorry to say that…と同じような意味になると思う。
なお、この表現で使わているafraidは、ラテン語のexfridare(平和から離れる*)という動詞が「怖がらせる」という意味になり、その過去分詞形が形容詞化された単語となる。そのため、afraid自体が持つ意味は「怖がらせられた」となり、恐れを心に抱いている状態を表す形容詞というのが根本イメージになると思う。
そうやって考えると、I’m afraid…という表現は「…について恐れを心に抱いています」となり、間接的に伝えようとしているところから礼儀正しさというニュアンスになるということも感覚的に理解できると思う。また、後の例文でbe afraid of…(…が怖い)という形も出てくるが「…の恐れを心に抱いてます」→「…が怖い」ということにつながる。
*)exfridare(平和から離れる)を語源分解すると、ex(外に)+fri(平和)→「平和から外へ」ということ。語根fri(平和)を持つ単語としては、friend(友達)があるので、スペルから語根の意味を連想しやすいと思う。
come down with…
「…で体調が悪くなる」「…という病気になる」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、come(来る)+down(下に)+with(一緒に)→「何かと一緒に下に来る」ということ。ここから「自身が下に来る」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
Longmanに掲載されている下記例文で説明すると、I think I’m coming down with a cold(風邪をひきかけているようだ)は「私は風邪と一緒に下に来ているようだ」→「風邪を引き始めているようだ」というような流れとなる。なお、このの表現で使われている前置詞withは「原因」の意味となる(一緒という感覚が原因・結果にも通ずるということ)。
また、この例文の場合は、coming down with somethingとなっており、someは「ぼんやりとしたもの」というイメージなので、自分でも良く分からないけど何かちょっと変というニュアンスになる(DUOの和訳では「何だか」となっている)。
DUOの例文には出てこないが、急用のため約束を断らないといけないときに、Something has come up.(ちょっと用事が出来てしまいました)というフレーズを使うことがよくあり、このsomethingも具体的な用事を言うのを避けてぼかした表現となる。こういったsomethingの使い方に慣れておくと、英語を話すときに表現の幅が広がると思う。
take a day off
「一日休暇を取る」という意味の表現。Longmanにはday offで一つの名詞として登録されている(複数形にする場合はdays offとなる)。よく使う表現なので例文暗唱を通じて暗記してしまえばよいと思う。
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