DUO3.0例文解説メモ #062
DUO3.0例文の62本目です。
文法的には付加疑問文を用いた文章となります。
付加疑問文は色々なところ出てくるので、大西先生の本も参照しながらしっかりとマスターしたいところです。
…, isn’t it?
「~だろう?」と同意を求める付加疑問文。文法ルールとしては「肯定文の場合はnotを加えて」「否定文の場合はnotを入れずに」文の後ろにくっつける形となる。
この例文に沿って考えれば、this is fakeという肯定文に付加することになるので、notを加えたisn’t it?を付加するということ。肯定文に対して否定の付加疑問文をくっつけることで相手に選択を求める形になる。ここで、付加疑問文の語尾が上がれば尋ねる気持ちが強くなり、逆に下げれば自信をもっており念押しするニュアンスとなる。
この例文の音声を聞くと、This is fake, isn’t it?の付加疑問文の末尾は上がっているので尋ねる気持ちが強いということ。そのため、話し手はこれは偽物と思っており「そうだよね?」と尋ねている形になると思う。
ちなみに、イントネーションを下げた場合は「偽物だよね」という念押しのニュアンスとなる。この辺りの感覚は大西先生の本に詳しく説明されているので一読をお勧めする。
genuine
「真の」「本物の」「正直な」等の意味を持つ形容詞。語源は、gen(生まれる)+ine(名詞語尾)→「生まれる」ということ。ここから「生まれつきの」→「純正の」「正真正銘」「本物の」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
また、ラテン語のgenu(膝)に由来するという説もあり、これは当時の習慣で父親が生まれた子供を膝の上に載せて認知することから。
no way!
「まさか!」という意味の口語表現。分解して考えれば、no(全くない)+way(道)→「道が全くない」ということ。ここから、そんな道や手段はないといったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっていると考えれらる。
こういった口語表現はあれこれ考えずに、場面を想像しながら例文暗唱することで慣れてしまうのが一番だと思う。
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