DUO3.0例文解説メモ #360
DUO3.0例文の360本目です。
computer literacy(コンピュータの活用能力)の次は何が来るのかな?と考えてみるのも面白いですね。
proper
「適切な」「ふさわしい」「固有の」等の意味を持つ多義語の形容詞となる。property(財産)のところでも少し触れているが、語源を辿ればラテン語のproprius(自分自身の)というところから来ている。「自分自身」という意味が拡張されて「あるべき所に所属」というコアイメージから、下図のようにproperの意味の広がりを想像するとよいと思う。この例文で使われいている「相応の」という意味は「あるべき所」というニュアンスから想像できると思う。マップだと左側となる。
qualification
「能力」「資格」「適正」「必要条件」等の意味を持つ名詞。DUOの例文には出てこないが動詞qualify(資格がある)の名詞形となるため、便宜上こちらからアプローチしていく。動詞qualifyの語源は、quality(どんな種類)+fy(~化する)→「ある種類にする」→「ある種類に合うように何かをする」といったイメージとなる(ここで説明しているようにqualityの語源がWhat kind ofであることを思い出して欲しい)。このイメージから、①制限する、条件を付ける、②資格を与える、適任とするといった意味になる。
次にqualificationだが「ある種類に合うようにさせるための何か」といったイメージなり、冒頭で述べた意味が理解できると思う。この例文の場合は「その職種に適合させるための何か(資格や能力)が求められますよ」ということ。
require
「必要とする」「要求する」等の意味を持つ動詞。語源は、re(再び)+quire(求める)→「何度も求める」となり冒頭の意味につながっている。
なお、語根quire(求める)を持つ単語としては、後の例文で出てくる inquiry(問い合わせ)や acquire(入手する)があるので、そちらの内容も先読みしてもらえるとイメージ強化につながると思う。また、longmanにはrequireは主に書き言葉で使われることが多く、日常会話ではneedを使うとの説明がされている。
セミコロン(;)
英語の句読点としては、コンマ(,)、セミコロン(;)、コロン(:)、ピリオド(.)が存在し、この順に区切り力?(分離力)が上がっていく。自分もあまり詳しくはないが、セミコロンは関連性が強い文章をつなぐ時に、接続詞(andやbut)の代わりにこのセミコロンを使って関連性を強調することができるらしい。
このサイトにネイティブ視点での説明がされているので気になる方は読んでみるとよいと思う。なお、#209でもセミコロンを使っているのでそちらの文章も読み返してみるとよいと思う。
literacy
「読み書き能力」「(特定分野の)技能」等の意味を持つ名詞。語源はletterと同じで「手紙に関する知識(読み書き)がある」「教養がある」というところから来ているらしい。これが時代の変化と共に特定分野の技能(活用能力)も意味するようになり、この例文のようにcomputer literacy(コンピュータの活用能力)という形で使われるようになっている。
また、後の例文で出てくるDon’t take it literally(真に受けるな)というのも、直訳すれば「書いてある通りに受け取るな」ということになるので併せて覚えておくとよいと思う。
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