DUO3.0例文解説メモ #501
DUO3.0例文の501本目です。
ambiguous(曖昧な)のbi(二つ)が分かれば意味も推測できますね。
ambiguous
「曖昧な」「二つ(以上)の意味にとれる」等の意味を持つ形容詞。語源は、ambi(両方の)+ag(駆り立てる)+ous(形容詞語尾)→「両方の道に駆り立てる」ということ。ここから、二つの内どちらにも取り得るというようなニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。そのため、ambiguousは、とちらにも取り得る曖昧さといったイメージを持つ単語となり、この例文であればYesなのかNoなのかどちらとも取り得る返事といった意味合いになると思う。
なお、接頭辞ambiを持つ単語としては、前の例文でambulance(救急車)やambition(野望)が出てきているので、それらの説明を読み返すと語源と単語のつながりが強化されると思う。また、語根にリンクが張ってあるので他にどのような単語で使われているのかも併せて見ておくとよいと思う。
make O C
「O(目的語)をC(補語)にする」という意味の表現。makeのコアイメージは「コネコネして作る」となるため、make O+Cという形で「OをコネコネしてCの状態を作る」となり意訳すれば冒頭の意味となる。いわゆる第五文型(SVOC)と言われる文型で、大西泰斗先生の本にはピボット文という形で感覚的に説明されているので、その解説を読みながら例文暗唱に取り組むとよいと思う。
参考までに、この例文にその感覚を適用すると、His ambiguous reply made her(彼の曖昧な返答は彼女をコネコネ作った)+she was all the more irritated(彼女はなおさらイライラさせられた)となり、全体として「彼の曖昧な返答が彼女をなおさらイライラさせた」ということ。なお、前の例文で出てきたleave O Cも読み返してもらえるとよいと思う。
all the more
「いっそう」「なおさら」等の意味を持つ表現。この例文では、上述したmake O CのCを強調する形で使われている。状況としては、彼女はもともとイラつかされており、更にthe more(=彼の曖昧な返事の分)だけ上乗せしてイライラされたということ。なお、the moreの考え方については、前の例文で出てきたthe + 比較級, the + 比較級(~すればするほど…)の内容を読み返してもらえれば理解が深まると思う。
irritated
「いらいらした」「ひりひりする」等の意味を持つ形容詞。動詞irritate(イライラさせる)の過去分詞が形容詞化された単語となるが、語源については覚えたりイメージ化するのに有用なものではなかったので説明は割愛する。そのため、例文暗唱を通じて単語として覚えてしまうのがよいと思う。
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