DUO3.0例文解説メモ #048
DUO3.0例文の48本目です。
butは「除く」というイメージで捉えておくと何か便利です。
自分だけかもしれませんが、thoseやtheseはどっちがどっちだったか混乱しがちなので、この例文を通じてしっかりと覚えてしまうとよいと思います。
effect
「効果」「影響」「(法律・規制等の)発効」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、ef(外に)+fect(作る)→「外に何かを作る」ということ。ここから「外に変化をもたらす」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
なお、語根fectが「作る」という意味を持つのは、factory(工場)を連想するとイメージしやすいと思う。
those
thoseは「thatの複数形」となる。thisとthatの使い分けは、話し手から近いか遠いかで決まり聞き手からの距離は意識されない。この例文ではthoseを使っていることから、話し手からは遠いものを指しているということが分かる。
ただ、和訳を見ると「それら」となっていることから、聞き手からの距離は近い印象を持つ。聞き手が持っている錠剤に対して、話し手がthoseで指して説明している場面に思える。なお、聞き手からも距離が遠い場合は「あの」という訳になると思う。
pill
「錠剤」「嫌なこと」「世話を焼かせる子」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は「毛玉」に由来しており、①小さな玉→「錠剤」、②毛玉を飲みこむような不快なこと→「嫌なこと」「世話を焼かせる子」といった具合に冒頭の意味につながっている。
なお、錠剤と聞くとtabletを思いつく人もいると思うが、一般的には、pillが球状の薬を指すのに対し、tabletは平坦な形の薬を指す。この辺りは、前者は毛玉に由来しており、後者はtable(机)というスペルが入っていることから理解できると思う。
intense
「激しい」「熱心な」「集中した」等の意味を持つ形容詞。語源は、in(中に)+tens(伸ばす)→「伸ばして中に入る」ということ。ここから「目標に向かって何かを伸ばしていく」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
具体的には、①目標に向かってピンと線を伸ばしている様→「激しい」、②目標に真っすぐ向かっていく様→「熱心な」「集中した」といった感じとなる。似たような単語にintensiveがあり、言語の短期集中コースという意味でintensive courseという表現がある。
brief
「短い」「簡素な」等の意味を持つ形容詞(他品詞の意味もある)。語源は「短い」という意味を持つ単語となる。日本語でもいろんな形で使われており、①ブリーフ(短い下着)、②ブリーフケース(簡書を入れるカバン)、③ブリーフィング(簡単な打ち合わせ、報告)なんかで使われる。
どれも「短い」「簡素な」というニュアンスがあるのが分かるので、briefの基本イメージを持つのは難しくないと思う。この短いというイメージが時間に適用されると、短時間、持続性がないといった意味になる。
but
「しかし」という意味で学校で教わる単語。この例文でも、強烈だ、しかし、持続性がないと訳せば意味は分かる。ただ、butにはexcept(除く)という意味があり、コアは「除く」ということ。
個人的には、「しかし」と覚えておくよりも「除く」と覚えておいた方が応用が効く気がする(後の例文でもそれが分かる)。ちなみに、この例文に「除く」という意味を適用した場合、「強烈で持続性は除く」→「強烈だが持続性がない」となり、DUOの和訳と同じになる。
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