DUO3.0例文解説メモ #221
DUO3.0例文の221本目です。
be stuck in…
「…にはまって動けない」「…に引っかかっている」等の意味を持つ表現。この表現で使われている形容詞stuckは、動詞stick(突き刺す)の過去分詞が形容詞化されたものとなる。そのため、be stuck in…という形で「…に突き刺されている」→「….から動けない」となり意訳すれば冒頭の意味となる。この例文で使われているstuck in a traffic jamもそうだが、be stuck in/atを使った表現は日常会話でもよく聞く。
traffic jam
「交通渋滞」という意味の表現。jamと言えばパンに付けるジャムを想像するが、語源は「ぎっしりと詰め込む」ということ。ジャムは果物を押しつぶして詰め込んだものとなり、traffic jamは交通(量)を詰め込んだ状態と考えると同表現もスムーズに理解できると思う。
なお、DUOの例文には出てこないがjamには動詞として「詰め込む」という意味もあるので「jam=ぎっしりと詰め込む」というイメージで紐付けておくと応用が利くと思う。
chill
「冷やす」という意味の動詞(他品詞の意味もある)。語源は、cold(寒い)と同じく語根chi(冷たい)を持っており、「冷たい」というのを根本に持つ単語となる。過去分詞形(形容詞化されている)であるchilledが、チルド食品、冷蔵庫のチルド室等で日本語でも馴染みがある単語になっているので「冷やす」という意味は感覚的に理解できると思う。
なお、この例文で使われているchill outという表現は、熱くなっている人(怒っている、ナーバスになっている)に対してよく使われる形となる。感覚的には、out(外へ)を付けることで「冷えた状態(冷静な状態)を外に出せ」→「冷静になれ」ということだと思う。
take a shortcut
「近道する」という意味の表現。takeは前の例文で出てきたtake a shower(シャワーを浴びる)で説明したように「選ぶ」という意味も持つ単語となる。そのため、take a shortcutという形で「ショートカットを選ぶ」「ショートカットをひょいっと取る」といったニュアンスとなり意訳すれば冒頭の意味となる。
ちなみに遠回りはdetourといい、工事中の看板にdetourと書かれていることがよくある。なお、longmanでshortcutとdetourをdetourを調べてみると、shortcutの方は、take a shortcutという例文が紹介されており、detourの方はmake/take a detourという項目があった。
これは想像になるが、shortcutの場合は目的地に到達するのに色んな道順があるが、その中から近道をひょいっと取る感覚なのでtakeを使う。detourの場合は選択させられるという感覚や自身で好きなように迂回ルートを作れるということから、makeという動詞を使うのかなぁと推測している。
get there
「そこに着く」という意味の表現。getは動いて入手するというのが基本的な意味なので、動いてそこに着いた状態を入手するということ。トラベル英語として定番フレーズであるHow long does it take to get there?(そこに行くのにどのくらいの時間がかかりますか?)でも使われている表現となる。
in time
「その時間内に」という意味の表現。前の例文で出てきたon time(その時間に)で両者を比較して説明しているので、内容を読み返して頂きたい。
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コメント一覧
How long does it to get there? においてtakeが抜けていると思われます。
ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。まだまだありそうですね。