DUO3.0例文解説メモ #067
DUO3.0例文の67本目です。
料金と一言で言っても英語には色々な区別があります。
英語の料金には、fare, fee, admission, tall, chargeなど細かな区分けがあるので併せて覚えておくと良いと思います。
delivery
「配達」「出産」「話しぶり」等の意味を持つ名詞。語源は、de(離す)+liver(自由)+y(名詞語尾)→「離して自由にする」ということ。ここから、①集まったものを離して開放すること→「配達」、②お腹の赤ちゃんを離して自由にすること→「出産」、③自分の考えを離して自由にすること→「話しぶり」といった具合に冒頭の意味につながっている。
なお、liverが自由という意味を持つのは、#006で出てきたStatue of Liberty(自由の女神)という表現から紐付けできると思う。
available
「利用できる」「入手できる」「時間がある」「都合がつく」等の意味を持つ形容詞。語源は、ad(~の方へ)+vail(力がある)+able(可能)→「力がある方向へ」ということ。ここから「役に立つ」「有効である」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
ただ、availableは日常会話でも比較的使うので英語の学習を続けていれば自然と覚えてしまう表現になると思う。
for
「交換・代償」の意味。詳細はこちらで説明しているが、forは「~に向かって」という基本イメージから、目標・目的としての意味も持つようになり、更にその手段として「交換・代償」というニュアンスも持つ前置詞となる。
例えば、I paid $3 for the book.という例文であれば「私はその本に向かって$3支払った」という解釈も可能だが「その本と$3を交換した」という理解もできるということ。そのため、この例文の場合は、Delivery serviceはa slight extra chargeと交換できるという意味になる。
extra
「余分の」「別料金の」等の意味を持つ形容詞(他品詞の意味もある)。語源は、接頭辞extra-(外へ)から分かるように「外にはみ出る」ということ。ここから「追加」「余分」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
なお、ドラマのエキストラ(重要性の少ない役を演じる出演者の事)もこの「外に」という感覚から来ている。
charge
「料金」「責任」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源はcarry(運ぶ)に使われている語根car(走る)に由来しており「車に載せる荷物」といった内容となる。ここから「負荷」といったニュアンスとなり、①サービスや物に課せられる負荷→「料金」、②マネージメント上で課せられる負荷→「責任」といった具合に冒頭の意味につながっている。
主にサービスに対する料金という意味で使われることが多く、日本でもテーブルチャージ(席料)といった感じで使われているので一度は耳にしたことがあると思う。日本語だと何でもかんでも料金となるが、英語の場合は、fare, fee, tall, chargeなど細かな区分けがあるので話すためにはこれらの違いもしっかりと認識しておく必要があると思う。
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