DUO3.0例文解説メモ #354
DUO3.0例文の354本目です。
by no means(決して~ない)という表現も分解すれば理解しやすいですね。
by no means
「決して~ない」という意味の表現。ここでのmeanは「手段」という意味になる。これはリンク先で既に説明済みなので忘れてしまった方は読み返して頂ければと思う。
概要だけ説明すると、meanは語根me(中間)を持っており「何かの間に入る」→「手段」という意味を持つということ。これを踏まえてby no meansという表現を分解して考えると、by(傍に)+no means(手段が全くない)→「傍に手段が全くない」→「どんな手段によっても~ない」となり冒頭の意味につながっている。
be satisfied with…
「…に満足している」「…に納得している」等の意味を持つ表現。この表現で使われているsatisfiedは動詞satisfy(満足させる)の過去分詞が形容詞化したもので、語源は、satis(十分な)+fy(~にする)→「十分にする」ということ。ここから「あるべき姿や基準を満たす」といったニュアンスとなり前述の意味につながっている。満足というよりは納得という和訳の方がしっくりくる印象。
そのため、be satisfied with…という形で「…に納得する」となり冒頭の意味につながっている。なお、満足しているというニュアンスを前面に出す場合は、reallyやfullyといった副詞をsatisfiedの前に入れてbe really/fully satisfied with…とすることが多い。また、似たような表現に、be content… with, be happy with…, be pleased with…があるが、満足度の順番は次のようになると思う。
reward
「褒美」「見返り」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、re(後ろに)+ward(注意を払って見る)→「注意深く確認して返す」ということ。ここから「行為に対して返ってくるもの」というようなニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
前の例文で語源的に似た単語award(賞)が出てきているので、それと絡めて関連付けしてしまえばよいと思う。具体的には、award(賞)という意味が定着しているなら、接頭辞をre(後ろ)に代えれば「自分に返ってくる賞」→「褒美」「見返り」といった意味が容易に想像できると思う。
selfish
「利己的な」「自分本位の」等の意味を持つ形容詞。語源は、self(自身)+ish(形容詞語尾:属する)→「自身に属する」→「自分のことしか考えていない」となり冒頭の意味につながっている。
なお接尾辞-ishは、boyish(少年のような)、spanish(スペインの、スペイン人の)等から分かるように前に来る名詞の性質や傾向を表す接尾辞となる。そのため「その名詞に属する」という感覚で捉えておき、そこから意味をイメージしていくのが良いと思う。後の例文でもchildish(子供のような)という単語も出てくるので、その際にここの説明を読み返してみるとよいと思う。
greedy
「貪欲な」「欲張りな」等の意味を持つ形容詞。語源は、charisma(カリスマ)、yearn(憧れる)等と同じになるようだが、スペルが変わりすぎて共通性を見出すのが難しいためそのまま単語として覚えてしまうのがよいと思う。鋼の錬金術師でgreedというキャラクターが出てくるのが、それを知っていれば意味は容易に想像できると思う。
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