DUO3.0例文解説メモ #196
DUO3.0例文の196本目です。
soap operaは「昼ドラ」という意味です。当時昼ドラが流れていた時間帯に石鹸メーカーのスポンサーが付いていたことに由来するらしいです。
while…
「…している間に」「…する一方」「…する限りは」等の意味を持つ接続詞(他品詞の意味もある)。詳細はこちらで説明してるので忘れてしまった方は内容を読み返してもらいたい。この単語のコアは「…する間」ということなので、AとBを文章とすると、while A, Bで「Aする間にBが起きる」→「AとBが同時に起こっている(同時にAとBを見る)」といった感覚となる。
この例文では「ボブが働いていた」「ジェニファーが家でくだらない昼ドラに夢中になっていた」ということが同時に起きているということ。そのため、意訳すればDUOの和訳のような内容となる。
absorbed in silly soap operas
「くだらないドラマに夢中にさせられて」という意味。Jennifer was at home(ジェニファーが家にいた)という文章を分詞構文で修飾した形になっている。具体的には、ジェニファーの状態をbeing absorbed in silly soap operas(くだらないドラマに夢中にさせられて)で修飾しており、赤字のbeingは明示しなくても分かるため省略されている。
absorb
「吸収する」「奪う」「夢中にさせる」等の意味を持つ動詞。語源は、ab(離れる)+sorb(吸う)→「吸って離す」ということ。ここから、①何かを吸って離してしまう→「吸収する」「奪う」、②心を吸って離してしまう→「心を奪う」→「夢中にさせる」といった具合に冒頭の意味につながってる。
この例文では②の意味で受身形で使われている(上のabsorbed in silly soap operasの説明を参照)。なお、電気部品でサージを取るものをサージアブソーバー、車の振動を吸収する部品をショックアブソーバーというので、これらを知っている人は「吸収する」という意味は直感的に分かると思う。
silly
「愚かな」「ばかげた」「実用にならない」等の意味を持つ形容詞。語源は、西ドイツ語のhappy(幸せ)に相当する単語に由来しており、そこから「innocent(無邪気な)」→「世間知らず」→「おめでたい」→「愚かな」というような流れでプラスからマイナスに意味が変化した面白い単語となる。
そのため、無邪気、おめでたい等の意味合いが根底にあることから日本語の「おバカ」がニュアンス的には近いと思う。stupidと違って相手を怒らせるようなネガティブな響きはなく、日常会話でもよく使われる単語でシリアスな場面では使われない単語となる。
soap opera
「昼ドラ」という意味の表現。直訳すれば「石鹸オペラ」となるが、当時昼ドラが流れていた時間帯に石鹸メーカーのスポンサーが付いていたことに由来するらしい。石鹸会社提供のドラマ(soap opera)ということ。
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