DUO3.0例文解説メモ #133
DUO3.0例文の133本目です。
itsが2回出てきますね。何を指しているのかをしっかり理解しながら暗唱すると良いと思います。
its
「その」という意味の代名詞。文法的にはitの所有格となる。例文中に2回出てきているが、両方ともJapanese(日本の)という意味となる。
development
「発達」「発展」「成長」等の意味を持つ名詞。語源は、de(反対)+velop(包む)+ment(名詞語尾)→「包みを開く」ということ。ここから、包みを開いて中身を広げるといったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
包みを制限とか枠と捉えれば、そこから解放されて中身が広がっていくイメージが抱きやすいと思う。なお、developmentには「写真の現像」という意味もあるが、これもフィルムの中にあるモノを外に広げてプリントするということから想像できる。
abandon
「捨て去る」「中止する」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は、a(~の方へ)+ban(禁止)→「禁止する」ということ(*)。ここから「何かを諦める」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。後の例文で出てくるban(禁止令)という単語を覚えてしまえば、abandonという単語もそこから連想できるようになると思う。
なお、この例文ではhas abandonedと現在完了形になっているので、abandoned(捨てた)というのを今もhave(持っている)ということになり、DUOの和文のように過程の中で捨ててきたという意味になる。
ちなみに、ポルトガル語では同じ意味でabandonarという単語があるので、ヨーロッパ系の言語知識がある人にとっては感覚的にも理解しやすい単語になると思う。
(*)ban(禁止)と同語源ではあるものの正確には「自分の管理下のものを誰か他の人の支配下に置く」といったニュアンスから冒頭の意味につながっている模様。ban(禁止令)の場合は「脅迫の元に置く」と考えるとよいと思う。
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