DUO3.0例文解説メモ #022
DUO3.0例文の22本目です。
bucks(ドル)やI’m broke(金欠)といったカジュアルな表現が出てきます。
海外ドラマを観たことがある人は分かると思いますが、bucks(ドル)という単語がよく出てきます。また、海外ドラマのFriendsのシーズン1の18話にbeg to differ(お言葉を返すようですが)という表現が出てきたのを覚えています。
beg A to do…
「A(人)に頼み込む」という意味の表現。この表現で使われているbegは「懇願する」「物乞いする」等の意味を持ち、askよりも切羽詰まっているニュアンスのある動詞となる。
そのため、同表現はひっ迫感を出すために、<ask A to do…>のaskをbegで置き換えたものと考えるとよいと思う。なお、begには「懇願する」というニュアンスからフォーマルな表現として使われることもあり、I beg to differ(お言葉ですが=異なることを頼み込む)といった例がある。少し脱線してしまったが、この例文では「ひっ迫している状況」をイメージしながら例文暗唱するとbegの感覚を染みつけるのに効果的だと思う。
buck
「ドル」「(動物の)雄」等の意味を持つ名詞。もともとは、オスの鹿を意味しており、当時の物々交換単位がbuck skin(オスの鹿の皮)であったことから、通貨単位の意味も持つようになった単語となる。
buck(ドル)はカジュアルな表現となるので、日常会話や海外ドラマなどでは頻繁に使われるが、オフィシャルな場面ではdollarを使うようにした方が無難だと思う。
saying
「言いながら」という意味の表現。-ing系は「躍動感」を表すというニュアンスなので「I’m broke, too」+「sayの躍動感」→「“I’m broke, too."と言いながら」ということ。こういった感覚で英語を使えるようになると表現の幅が広がると思う。
また、この辺りの感覚的な説明に関しては大西先生の本に詳しく説明されているので一読をお勧めする。#066、#076、#146でも使われている表現となる。
I’m broke
「お金がない」「金欠である」等の意味を持つカジュアルな口語表現。直訳すれば「私は壊れている」となり、金銭面でというフレーバーを加えて冒頭の意味となる。オフィシャルな場で使うのにはふさわしくない表現となるのでその点は要注意。
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