DUO3.0例文解説メモ #130
DUO3.0例文の130本目です。
最近はフェミニズムの影響で○○manが○○personに変わってきてますね。salesmanもその一例。DUO3.0は2000年に発売された書籍なのでこの辺りはちょっと古く感じますね。
resent
「憤慨する」「(人を)恨む」等の意味を持つ動詞。語源は、re(強意)+sent(感じる)→「強く感じる」ということ。ここから「(相手に対して不快な方向に)強く感じる」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
腹を立てるというとangryを思い浮かべるが、angryは瞬間的な感情を表すのに対して、resentはもう少し長い時間その感情を保つという意味合いがある。
aggressive
「攻撃的な」「積極的な」等の意味を持つ形容詞。語源は、ag(~の方へ)+gress(進む)+ive(形容詞語尾)→「何かに向かって進む」ということ。ここから「攻撃的な」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
日本語でもアグレッシブという単語を使うこともあるが、どちらかというと積極的(良い意味)で使う傾向がある気がするが英語ではその限りではないのでニュアンスの差に要注意。
salesman
「販売員」という意味の表現。chairman(議長)で説明したようにフェミニズムの影響でsalespersonということもある。また、自分の職業を言う場合は、I’m a salespersonというよりは、I’m a sales representativeという方が多い気がする。
representative(代表者)についてはリンク先で説明しているのでそちらの内容を参照してもらいたい。
make her sign the contract
「彼女に契約書のサインをさせる」という意味の表現。makeを使った使役構文となっており<make+A+動詞原形>で「A~をさせる」ということ。なお、makeの基本イメージは「作る」となり、作る時に相手のことは考えないので「強制的」というニュアンスが生じる。
使役構文含め、この辺りの感覚については大西先生の本で詳しく説明されているので個人的には一読をお勧めする。なお、この例文では、salesman trying to make her sign the contractといった形で使われており、現在分詞となっている赤字部分がsalesmanを修飾する形となっている(分詞の後置修飾)。この辺りの文法的な説明も大西先生の本で分かりやすく説明されている。
sign a contract
「署名をする」という意味の表現。自分はよくsign on a contractと言ってしまっていたが(紙の上にサインするというイメージで)、この場合のsignは他動詞の意味になるので、おそらく間違った表現になると思う。
なお、signは名詞として「記号」「標識」「星座」等の意味はあるが「署名」という意味はないので要注意。後の例文で出てくるautograph(有名人のサイン)のところでも説明しているが、契約書のサインという意味であれば一般的にはsignatureを使うことになる。
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