DUO3.0例文解説メモ #428

DUO3.0例文の428本目です。
soldier(軍人)という単語は、語源的にはsolid(強固な)と同じですね。

soldier
「兵士」「軍人」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、当時の貨幣の一つであったSolidus Coin(ソリドス金貨)を兵士に対価として支払っていたことに由来している。
solidusという単語は前の例文に出てきたsolid(強固な)の元になった単語で、Solidus Coinはイメージ的には「中身がしっかりと詰まった金貨」といった感じになると思う。実際、ほぼ純金に近い金貨だったらしい。雑学としては覚えておいて損はない内容になると思うが、日本語でも兵士という意味でソルジャーという単語を普通に使うので、敢えて語源と紐付けて覚える必要はないと思う。
be reluctant to do…
「…することに気が進まない」「しぶしぶ…する」等の意味を持つ表現。この表現で使われているreluctantの語源は、re(~に対して)+luc(あがく)+ant(現在分詞語尾)→「何かに対してあがいている」ということ。
そのため、be reluctant to do…という形で「…することに対してあがく」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。なお、語根luc(あがく)を持っている単語は少なく接頭辞re(~に対して)もレアな意味となるので、例文暗唱を通じてこの表現ごと覚えてしまうのがよいと思う。
obey
「(人・命令・規則等に)従う」という意味の動詞。語源は、ob(~の方へ)+au(聞く)→「~の方を聞く」ということ。誰か(もしくは何か)の言うことを聞くということはそれに従うということになり冒頭の意味につながっている。
なお、語根au(聞く)は、auditorium(講堂)やaudience(聴衆)で出てきたものになるが、obeyの場合はスペルが変化してしまっているので語根と紐付けずに単語として覚えてしまった方がよいと思う。なお、longmanには、obeyは法律や権威のある人に従うという場合に用い、日常ではdo what somebody saysという表現をするとの説明がある。

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