DUO3.0例文解説メモ #100
DUO3.0例文の100本目です。
everyは語源的にはever eachとなり「個々を意識しつつも、ある範囲全体のどの一つをとってみても」というニュアンスとなります。
everyとよく混同される単語にeachがあります。この辺りのニュアンスの違いを意識品がら例文暗唱すると良いと思います。
vehicle
「乗り物」「(表現・伝達等の)手段」「媒体」等の意味を持つ名詞。語源は、乗り物に乗って移動したり運ぶといったニュアンスを持つことから冒頭の意味につながっている。
人や物を運ぶエンジン付きの乗り物を主に指し、具体的には、車、バス、トラック、バイク等の総称となる。なお、longmanにはフォーマルな表現と書かれており、自分が実際に見たことがあるのは下のような標識や入場料案内ボードぐらい。通常の会話は、car, bus, motorcycleのように特定して話すシチュエーションが多い気がする。
inspect A for B
「BについてAを念入りに調べる」という意味の表現。この表現で使われている動詞inspectは「検査する」「点検する」等の意味を持っており、語源は、in(中に)+spect(見る)→「中を見る」ということ。ここから、中を念入りに調べるといったニュアンスとなり前述の意味につながっている。
そのため、<inspect A for B>という形で「Bに向かってAの中を見る」となり、意訳すれば冒頭の訳となる。なお、この例文では受動態の形<A is inspected for B>で使われている。
defect
「欠陥」「不備」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、de(離れる)+fect(作る)→「作ったものから一部が離れる」ということ。ここから「欠陥」「不具合」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。回収が必要な製品欠陥という意味でも使われる単語となる。
every
「あらゆる」「~ごとに」等の意味を持つ形容詞。語源はever eachに由来している。everは既に説明したようにat any time (どの一点をとってみても)ということ。一方のeachは後の例文で出てくるが「それぞれの」という意味を持っており、一つ一つを意識した単語となる。
以上のことを踏まえて、every = ever(どの一点を取ってみても)+ each(それぞれ)という図式からeveryの意味を推測してみると「個々を意識しつつも、ある範囲全体のどの一つをとってみても」といった感覚となり、個々だけでなく塊も意識した単語となる。
具体例を挙げて説明すると、each childであれば、一人一人の子供を意識しているので「それぞれの子供」という訳になる。一方、every childであれば一人一人の子供を意識しつつも、その集団のどの一人をとってみてもということになるので「あらゆる子供」という訳になる。
そのため、この例文のように見る対象をevery 3 monthsとすれば、3 monthsごとの区切りを意識しつつ、どの3 monthsをとってみてもという解釈になるので「3カ月ごとに」という訳になる。この辺りの感覚的な説明は、大西先生の本やすずきひろし先生の本に分かりやすく書かれているので個人的には一読をお勧めする。
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