DUO3.0例文解説メモ #288
DUO3.0例文の288本目です。
lay offはニュースでよく聞く句動詞です。会社都合での解雇というニュアンスになります。
as
「~だから」「~するとき」「~につれて」「~のように」等の意味を持つ接続詞。asはこちらで説明しているように基本イメージはイコールとなる。そのため、この例文に沿って考えれば「景気後退が始まった」=「短期契約社員が次々に一時解雇となった」ということ。そして、このイコールを成立させるためにはasは「~するとき」という意味になり、最終的にDUOの和訳となる。
recession
「景気後退」「不況」等の意味を持つ名詞。語源は、re(後ろへ)+cess(行く)+ion(名詞語尾)→「後ろへ行くこと」となり冒頭の意味につながっている。
set in
「(好ましくないことが)始まる」という意味の句動詞。分解して考えれば、set(セットする)+in(中に)→「セットされた中に入っていく」ということ。ここから「ある状況(通常は悪い状況)がセットされてその中に入っていく」というニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。また、setには固定するというニュアンスがあることから、比較的長い間その状況が続くというフレーバーも加わる。
なお、longmanには次のような例文が掲載されていた。Further economic decline set in during the 1930s.(1930年代に更なる景気低迷が始まった)。この例文も悪い状況を示すrecessionと一緒に使われており比較的長い時間というフレーバーも感じられる。
lay off
「解雇する」「(酒・タバコ等を)控える」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、lay(横たえる)+off(分離)→「寝かせて分離する」ということ。
ここから、①従業員に対して使えば「(従業員を)寝かせて(会社から)分離する」→「一時解雇する」、②健康のためにということであれば「(酒やタバコ等を)寝かせて(自身から)分離する」→「一時的に控える」とった具合に冒頭の意味につながっている。寝かせて分離したものは、必要になったときに再び起こして使えることから「一時的に」というニュアンスが生じるのがポイントとなる。
なお、①の解雇の意味で使われる場合は、従業員に問題がある訳ではなく会社の都合での一時解雇を意味する場合が多い。実際に、自分が海外赴任していた時は、自動車工場の生産調整でこの表現をよくニュースで見聞きした。また、純粋に解雇するというときは後の例文に出てくるfireやdismissが使える。
one after another
「次々に」という意味の表現。thingを補って、one thing after another thingと考えれば、one thing(あること)+after another thing(別のことの後に)となり「立て続けに物事が起きる様子」が想像できると思う。
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