DUO3.0例文解説メモ #208
DUO3.0例文の208本目です。
confess
「(不利益な事実を)認める」「(罪・過ちを)告白する」等の意味をもつ動詞。語源は、con(強調)+fess(述べる)→「全てを述べる」ということ。ここから、包み隠さずといったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、語根fess(述べる)を持つ身近な単語としてはprofessor(教授)がある。これは、pro(前に)+fess(述べる)+or(人)→「人前で(専門的な内容を)述べる人」ということ。また、professional(プロフェショナル)という単語も同じような成り立ちとなる。
rather
「まあまあ」「かなり」等の意味を持つ副詞。日本語で考えると「まあまあ」と「かなり」にはかなり差があり、正直自分もまだ使いこなせていない単語。
この単語の特徴としては、①ネガティブな文章で使われることが多い。②ポジティブな文章で使われる場合は「予想以上に」といったニュアンスが入る。③quiteやveryよりもフォーマルな響きがある(アメリカでは)といったものがある。
語源的には、ratherは元々イギリス貴族のような上流階級で使われていたようなので「直接的ではなく控えめに表現する」というところから、ネガティブな文章を控えめに言うというところから来ているのではないかと思う。また、イギリス貴族で使われていたということから③のフォーマルな響きというのも納得がいく。
ratherは単独で使われる場合もあるが、この例文のようにrather thanや後の例文で出てくるwould ratherという形で使われることが多い。なお、この例文で使われているrather thanは、A rather than Bという形で使われ「BよりAが好ましい」「BよりむしろA」ということ。AとBを対比する形になるので、この例文のようにAが動詞の原形であればBも同じように動詞の原形となる。
sin
「罪」という意味の名詞(動詞の意味もある)。身近なところでは、七つの大罪(Seven sins)で使われている。
conceal
「隠す」「秘密にする」等の意味を持つ動詞。語源は、con(強意)+ceal(覆う)→「完全に覆う」となり冒頭の意味につながっている。
なお、語根ceal(覆う)は後の例文で出てくるceiling(天井)でも使われている語根となる。ceiling(天井)は基本的な単語となるので、個人的には、ceilingを覚えてしまいそこから「覆う」というイメージをconcealに適用して紐付けてしまうのがよいと思う。
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