DUO3.0例文解説メモ #344
DUO3.0例文の344本目です。
It’s up to you(あなた次第です)は覚えておくと便利です。自分もよく使います。ただ、多用すると優柔不断と思われてしまうのは難点ですね。
if only…
「…ならいいのに」「…でありさえすれば」等の意味を持つ表現。表現のためのロイヤル英文法には「実現不可能な願望を表す表現で、条件節のみで意味を伝えられるため帰結節が省略される」というような説明がされている。また、意味としてはI wish…と同じ意味になるがニュアンスはIf only…の方が強いとの説明もされている。そのため、I wish…の強調版と捉えておけばよいと思う。
I wish…という表現についてはリンク先で既に説明済みとなっているので忘れてしまった方は読み返してもらえればと思う。加えて、この例文は仮定法過去となっているのでこの辺りがあやふやな人はこちらも併せて読んで頂ければと思う。
<補足説明>
if onlyという表現の感覚を掴むための補足説明をしておくので必要に応じて参考にして頂ければと思う。説明の便宜上、次のような例文を考える。
ここで、 “I could conquer my weaknesses"の部分が非常にハードルが高い(実現不可能)という状況であれば、そこをonly(ただ~だけ)で強調して、If only I could conquer my weaknesses(ただ自分の弱点を克服できれば)となる。こうすることで条件節が願望に変わりそこに焦点が移るので帰結節は省略できるということだと思う。
conquer
「制圧する」「克服する」等の意味を持つ動詞。語源は、con(強調)+quer(求める)→「徹底的に求めてる」ということ。ここから「主導権を握る」「努力して困難なこと制する」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。なお、この例文の場合は、conquer my weakness(自分の弱点を制する)といった意味になる。
weakness
「弱点」「欠点」等の意味を持つ名詞。分解して考えると、weak(弱い)+ness(名詞語尾)→「弱いこと」となり冒頭の意味につながっている。
it’s up to you
「あなた次第です」「あなたにお任せします」等の意味を持つ表現。相手に判断や選択を仰ぐときによく使われる表現となる。直訳すれば「それ(その状況)はあなたにまで完全に上がっている状態ですよ」となり、「あなたの判断に完全に委ねられていますよ」というようなニュアンスになる。
この例文では、弱点を克服できるかどうかはあなたの努力次第ですよという意味で使われている。フレーズ的によく使われる表現となるので例文暗唱を通じて暗記してしまえばよいと思う。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません