DUO3.0例文解説メモ #129
DUO3.0例文の129本目です。
この例文ではbusinessは「取り組むべき課題」というニュアンスで使われています。語源に遡るとシックリくると思います。
so much for…
「…に対してはもう十分」という意味の表現。分解して考えれば、so(矢印)+much(十分)+for(向かって)→「何かに対して十分な方向に行っている」となり、冒頭の意味につながっている。
この表現がよく使われる場面としては大きく2つあり、①本題に入る前に軽い談笑や会話をした後にそろそろ本題へという形で使う時。この場合、軽い談笑や会話がso muchということ。②何かを断念する時。例えば、何か問題を解決するための計画を思いつき試行錯誤をしながら進めてきたけれどもう無理だとあきらめた時、so much for that idea!!という表現を使う。この場合、for that ideaに対して試行錯誤やってきたことがso muchということ。
なお、この例文の場合は①のニュアンスとなる。
get down to…
「…に本腰を入れて取り掛かる」という意味の句動詞。分解して考えれば、get(動いて入手する)+down(下に)+to(方向・到達)→「下に向かって何かに到達した状態を入手する」ということ。
物事に取り組む際は、机に向かって視線を資料に落としている状況を想像すれば、ここから冒頭の意味につながるのが理解できると思う。
business
「仕事」「個人的な事柄」「取り組むべき課題」等の意味を持つ名詞。語源は、busy(忙しい)+ness(名詞語尾)→「忙しい状態」ということ。ここから「仕事」「ビジネス」といった意味につながるのは理解できると思うが、それ以外の意味については少しつながりが薄いので補足をしておく。
busyという単語は「忙しい」という意味を持っているが語源的には「心配」「ケア」というのが元々の意味だったらしく、それが「自分の日常を埋めるもの」というニュアンスになり、そこから「仕事」という意味を持つようになったらしい。
そのため「自分の日常を埋めるもの」→「個人的な事柄」「取り組むべき課題」といった流れで冒頭に記載した意味を理解できると思う。この例文では「取り組むべき課題」という意味で使われている。
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