DUO3.0例文解説メモ #060

2024年1月6日DUO

管理人
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DUO3.0例文の60本目です。

基本的な単語になりますが、someのぼんやり感をイメージしつつ例文暗唱するとよいと思います。

someは意外と曲者という印象です。海外ドラマのFriendsでもsome guyという形でよく出てきます。平坦な発音であれば「ぼんやり感」から「ん~誰だか良く分からない(言う必要もない)男」といった意味。ただ、someを「サーーム」といった具合に伸ばして強調すれば「最高の」「最低な」といった両極端な意味になります。この辺りの解釈の違いがFriendsで笑いのポイントになってました。

GhatGPTより生成した例文イメージ画像
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owing to…

「…のために」という意味を持つ表現。この表現で使われている動詞oweは「おかげである」という意味を持っており、これが分詞構文となり冒頭の意味になっている。なお、longmanにはbecause of…(…のために)のフォーマルな表現と書かれている。形式ばった表現となるので、口語で用いられることはほとんどない。個人的には例文暗唱を通じて同表現を丸暗記してしまえばよいと思う。

oweについて
この表現で使われている動詞oweは「借りがある」「おかげである」等の意味を持ち、語源はownと同じく「持っている」ということ。ただ、「持っている」という意味はownに引き継がれて、owe自体は下図のように「受け取ったものを元の持ち主に返す」というイメージになっている。ここから、前述した「借りがある」「おかげである」といった意味につながっている。

oweのイメージ

なお、受け取る対象は物理的なモノ以外にも使え、I owe what I am to my parents.(私が今日あるのは両親のおかげである)といった形で使用することもできる。この場合、what I am(両親が育ててくれて今の自分がある)というのを両親に返す(感謝している)ということ。

ネガティブ、ポジティブ両方に使える単語となり、この例文ではネガティブな意味で使われている。なお、oweについてはこちらで詳細に説明してるのでそちらを参照して頂けると理解が深まると思う。

illness

「不健康」「病気」等の意味を持つ名詞。語源は、ill(病気の)+ness(名詞語尾)→「病気であること」となり、冒頭の意味につながっている。

病気と言えば、sickness, disease, illnessが思い浮かぶので、話すことを考えると違いは理解しておきたいところ。調べた限りだと、sicknessはアメリカでよく使われ、illnessはイギリスでよく使われるらしい。

また、アメリカではillnessはsicknessよりもフォーマルな感じがあり、少し重い病気というニュアンスも持っているらしい。ただ、会話で使う時は、sickness/illnessのような名詞形ではなく、sick/illのような形容詞で表現することが多い。なお、diseaseは前の例文で説明済みなので割愛する。

some

「いくつかの」「ある」等の意味を持つ形容詞(他品詞の意味もある)。someは「ぼんやりとそこにある」というのが基本イメージ。具体的な数はわからないけどそこにあるということ。something(何か)やsomeone(誰か)といった身近な単語からもこのぼんやり感がイメージできると思う。

この例文では欠席した代表者も何人かいたよという意味となる。中学や高校ではsomeをいくつかのと訳すように教えられた記憶があるが、訳に反映するとちょっと変な和訳(何人かの代表者は…)になるのでDUOの和訳のように「欠席した代表者もいた」という訳がしっくりくる。

なお、someについては、fewとa fewの違いでも掲載した下記マインドマップ風の図でも触れているので参考にして頂ければと思う。

someのイメージ

representative

「代表者」「下院議員」等の意味を持つ名詞。語源は、re(強調)pre(前に)sent(いる)→「前にいるのを強調する」ということ。ここから、①前にいる人→「代表者」、②政治的に前にいる人→「下院議員」といった形で冒頭の意味につながっている。

なお、語根sent(いる)はesseというラテン語のbe動詞に由来しており、次に説明するabsent(欠席の)や後の例文で出て来るpresent(現在の、プレゼント)という単語にも使われている。ちなみに、ビジネスではsales representative(販売員)という表現をよく聞くが、主に特定の地域で移動しながら販売する人という意味となる。その地域では、その会社を代表してお客さんに商品を売るということから、representativeという単語が使われるようになったのだと思う(sales repと略されることもある)。

コウビルド英英辞典の例文で次のようなものもある。She had a stressful job as a sales representative.(彼女は販売員としてストレスのたまる仕事を持っている)

absent

「欠席して」「不在の」等の意味を持つ形容詞(動詞の意味もある)。語源は、ab(離れる)sent(いる)→「そこにいない」となり、冒頭の意味につながっている。なお、日常会話ではhe is away(留守にしている)といった具合にawayが使われることが多い。

annual

「年次の」「一年間の」等の意味を持つ形容詞(名詞の意味もある)。語源は、annus(年)+al(形容詞語尾:関する)→「年に関する」ということ。ここから、①ある一年に関する→「一年間の」、②一年ごとに行う→「年次の」といった具合に冒頭の意味につながっている。

ビジネスの世界ではよく使われる単語で、この例文で使われているannual conference(年次会議)を始め、annual budget(年度計画)、annual report(年次報告書)等の熟語としてよく出てくる。まずは、この例文暗唱を通じて、annual conference(年次会議)という形で覚えてしまえばよいと思う。

また、後の例文で出てくるanniversary(毎年の記念日)も同語源となるので、説明を先読みしてみるのもよいと思う。

conference

「会議」「協議」等の意味を持つ名詞。語源は、con(一緒に)fer(運ぶ)ence(名詞語尾)→「物事を一緒に運ぶ」ということ。ここから、「何かを一緒に決める」「何かを一緒に議論する」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。

meetingとconferenceの違い

meetingよりも大規模でフォーマルなものをconferenceという。この辺りは上述した語源イメージからも伝わってくると思う。meetingはmeet(会う)という意味から連想できるように気軽な打ち合わせや会議というニュアンスになる。

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Posted by EngxEng