DUO3.0例文解説メモ #161
DUO3.0例文の161本目です。
句動詞が2つ使われている文章ですね。
want you to do…
want to do…で「…がしたい」という意味の表現。wantとtoの間に対象を入れることで「その人や物に…して欲しい」という意味になる。この例文に沿って考えれば、I want you(あなたが欲しい)+to look this over…(これに目を通すこと)となり、全体で「あなたにこれを目に通すことをして欲しい」という意味になる。
丁寧に言う場合は、wantをwould likeに変えて、I would like you to…という形にできる。
look over
「ざっと目を通す」という意味の句動詞。分解して考えれば、look(見る)+over(覆って)→「上から覆って見る」ということ。ここから「ざっと一通り目を通す」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。なお、前の例文で出てきた句動詞go over…(しっかり確認する)と混同しないように要注意。
同じoverを使ってもこのようなニュアンスの差が出てくるのは、動詞lookが「表面的に見る」という意味だからだと思う。なお、同じ見るでもseeは、I see(分かった)というように使われ「理解する」というニュアンスがあることから深く見ているという感じがする。この辺りの感覚については大西先生の本に書かれているので気になる方は一読をお勧めする。
turn in…
「…を引き渡す」「…を提出する」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、turn(回転)+in(中に)→「回転して中に入れる」ということ。恐らくだが、頼まれたものを頼まれた人に戻してその人に入れるといったニュアンスから冒頭の意味につながっているのだと思う。
なお、提出するという意味では前に出てきたhand in(提出する)という句動詞も使える。
I have my hands full
「手が離せない」という意味の表現。いわゆる第五文型(SVOC)と言われる形となっており、感覚的には、I have my hands(私の手を持っている)+my hands are full(私の手は一杯)→「一杯の手を持っている」となり、意訳すれば冒頭の訳となる。
なお、大西先生の本にはピボット文という形で説明されているので、この辺りの感覚的な説明を知りたい人は一読をお勧めする。
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