DUO3.0例文解説メモ #529
DUO3.0例文の529本目です。
海外ドラマでよく出てくる単語や表現が使われてますね。
get along
「(人と)仲良くする」「(仕事を)上手くやる」等の意味を持つ句動詞。alongの基本イメージは「細長いものに沿うこと」なので、それを踏まえて分解して考えれば、get(動いて入手する)+along(沿って)→「沿った状態を入手する」ということ。ここから、何かに上手く沿っているというニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
さらに、この例文のように後ろにwith Nick(ニックと一緒に)という情報を加えれば、get along(上手く沿っている)+with Nick(ニックと一緒に)→「ニックと上手くやっている」ということになる。前の例文で出てきたgo along with…(…に賛同する)という句動詞も似たような説明をしているので、そちらも読み返してもらえるとalongのイメージが強化されると思う。
once in a while
「時々」「たまに」等の意味を持つ表現。for a while(しばらくの間)のところで説明したように、whileは「ある時間」という意味を持つ名詞であることを踏まえて分解すると、once(一度)+in(範囲)+a while(ある時間)→「ある時間内で一度」となり、意訳すれば冒頭の「時々」「たまに」といった意味となる。
divorce
「離婚する」「(二つの概念などを)切り離す」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は、dis(分離)+vorce(向きを変える)→「向きを変えて分離する」ということ。ここから、①夫婦という男女のペアが向きを変えて分離する→「離婚する」、②二つの概念を向きを変えて分離する→「(二つの概念などを)切り離す」といった具合に冒頭の意味につながっている。
なお、前の例文で出てきた同じような語源を持つdiversity(多様性)でも少し触れているので、そちらの内容の読み返してもらえると語源と単語のつながりが強化されると思う。
you must be kidding
「冗談でしょ」という意味の口語表現。この表現で使われているkiddingは動詞kidの現在分詞で、kid自体は「冗談を言う」「人をからかう」といった意味を持っている。この辺りについては、名詞kidが「子供」という意味を持つことから容易に推測できると思う。
また、must be…については「…に違いない」という意味になるが、既に#458で説明済みの表現となるため詳細はリンク先を参照して欲しい。
以上のことを踏まえて、you must be kiddingという形で「あなたは冗談を言っているに違いない」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。同表現は日常会話でも頻繁に使われている印象があるので、例文暗唱の際に状況をイメージしながら感覚と紐付けて暗記してしまうのがよいと思う。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません