DUO3.0例文解説メモ #144
DUO3.0例文の144本目です。
hearts’ contentというスペルに違和感を感じますね。複数名詞の所有格となるので、hearts’s contentではなく、hearts’ contentとなります。
aristocrat
「貴族」「上流階級の人」等の意味を持つ名詞。語源は、aristo(最上の)+crat(一員、統治者)→「最上の一員」となり、冒頭の意味につながっている。語源から覚えるのが得策かどうかは何とも言えないが、接尾辞crat(一員)を覚えておけば、後の例文で出てくるbureaucrat(官僚)、DUOには出てこないがdemocrat(民主主義者)、democracy(民主主義)を覚える際にも役に立つと思う。
abuse
「乱用する」「虐待する」「悪用する」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)語源は、ab(離れる)+use(使う)→「本来の使い方から離れる」ということ。ここから「誤用」「乱用」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
privilege
「特権」「特典」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、priv(個人の)+leg(法律)→「個人(特別な人)に適用される法律」ということ。ここから、特定の人に付加される力といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。なお、priv(個人の)はprivate(個人の)から、legはlegal(法律の)から連想できると思う。
do… to your heart’s content
「好きなだけ…をする」という意味の表現。分解して考えれば、do…(…をする)+to(到達)+heart’s content(心が満たされること)→「心が満たされるまで…をする」となり、意訳すれば冒頭の訳となる。
なお、contentはリンク先で説明しているように「中身」という意味を持っているが、中身が詰まっている状態から「満足」という意味も出てくる。そのため、to your heart’s contentで「あなたの心の満足に到達するまで」という意味合いとなる。
所有格を作る際の注意事項
この例文では所有格を示す<’>が少し見慣れない位置にあるので少し補足をする。単数名詞の所有格を作る場合は名詞に<’s>を付けるので、your heartのcontentであればyour heart’s contentとなる。ただ、この例文のように複数名詞の場合(<-s>で終わる場合)は、<’s>ではなく<’>をつけて所有格にするので、their heartsのcontentであればtheir hearts’ contentとなる。なお、複数名詞の場合でも<-s>で終わらない場合は、単数名詞と同じように<’s>をつける。例:men’, women’ではなくmen’s、women’sとなる。
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