DUO3.0例文解説メモ #359
DUO3.0例文の359本目です。
these days(この頃、近頃)とthose days(当時)の違いはその距離感。コアはthisとthatの違いとなります。
prosperity
「繁栄」「繁盛」等の意味を持つ名詞。語源は、pro(前に)+sper(望み)+ity(抽象名詞語尾)→「前に望みがある」ということ。ここから、成功が続くというニュアンスから冒頭の意味につながっている。
なお、語源sper(望み)は、前の例文で出てきたdesperate(自暴自棄の)にも使われているので、忘れてしまった方は読み返してもらえると単語のつながりが強化されると思う。
last
「続く」「持続する」等の意味を持つ動詞(他品詞の意味もある)。こちらで説明したように形容詞や副詞として「最後に」「最近の」等の意味で使われることが多いが、ここでは動詞として使われている。
lastとcontinueの違い
「続く」という日本語から最初に連想する英単語はcontinueではないかと思う。このサイトに使用例の差異が詳しく説明されているので一読をお勧めする。なお、上記サイトの説明では、continueと比較してlastには次のような3つの特徴が挙げられている。
- 一定の期限があるモノに使われる
- 一定の期限があるモノに使われる何かが使えることが続くというニュアンスがある
- 持ちこたえる/生きながらえるというニュアンスがある
これらの特徴は、lastが「最後に」という意味を持つことから考えるとよいと思う。「最後」というのは、連続したものの一番末尾に来るものを表す単語となっているため、必然的にlastという単語は一定の期限があるということを暗に示唆しているということ。
一定の期限というニュアンスから「使用期限」「持ちこたえる」「生きながらえる」といった意味に派生するのが理解できる。また、continueについてはリンク先で「一緒につながって続いていくというイメージ」と説明しているので忘れてしまった人はlastのニュアンスと対比しながら読み返してもらえると理解が深まると思う。
in other words
「言い換えれば」「つまり」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、in(範囲)+other words(他の語)→「他の語の範囲で」→「別の表現をすれば」となり冒頭の意味につながっている。
come to an end
「終わる」という意味の表現。comeは話題にしている場所やあるべき所に行くというニュアンスを持つ動詞となるため「終わり」というのを行きつく場所としてcomeで表現するのだと思う(goで表現すると「終わらない」というのが本来あるべき姿というニュアンスになってしまうのではないかと思う)。
この辺りのニュアンスに関しては、#103や#171で触れているので読み返してもらうと感覚をつかむのに役立つと思う。なお、別表現としてdraw to an endという言い方もある。
these days
「この頃」「近頃」等の意味を持つ表現。下のイメージを見てもらえれば分かるように、those(あれら)とthese(これら)は、それぞれthat(あれ)とthis(これ)の複数形となり違いは距離感。近いものを指し示せば、these days(この頃、近頃)となり、遠いものを指し示せばthose days(当時)となるので、距離感の感覚を体に染みつけてしまえば混乱することもなくなると思う。
in those days(当時は)でも全く同じ説明をしているので、そちらの内容も読み返してもらえると参考になると思う。
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