DUO3.0例文解説メモ #188
DUO3.0例文の188本目です。
to make matters worse
「さらに悪いことに」という意味の慣用的な独立不定詞。既に出てきたto begin with(まず第一に)や後の例文で出てくるneedless to say(言うまでもなく)等がある。慣用的に使われている表現なので、慣れて覚えてしまうのが良いと思う。
文法的には、make him happy(彼を幸せにする)と同じく、make + O + Cの形。to make matters worseという形で、to(方向・到達)+matters(物事)+worse(悪い)→「さらに悪いことに到達して」ということ。
even
「~さえ」「~ですら」等の意味を持つ副詞(他品詞の意味もある)。基本イメージは「均一な」「引き分けの」「平ら」といった形容詞の意味から分かるように「平ら」ということ。日本語で「これでイーブンね(おあいこね)」という表現をするので感覚は分かると思う。この感覚を図示すれば下図のようなイメージとなる(存在するギャップを何かで埋めてイーブンにするということ)。
この例文の場合「迷惑をかけていることが分かるのが当たり前」という話者の基準に対して、実際はそうではないというGAPをnot even(平らにはならないよ)で表しているということ。そして、そのGAPは驚きとして表現されるため「~さえ」という意味になる。
conscious
「意識のある」「自覚している」等の意味を持つ形容詞。語源は、con(完全に)+sci(知る)+ous(形容詞語尾:特徴)→「何かを完全に知ったり理解する特徴のある」ということ。ここから「脳が起きている(動いている)」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、後の例文に出てくるconscience(良心)も似たような語源となるので、先読みして関連付けて覚えてみるのも良いと思う。この例文のように、be conscious of…(…に気付いている)という形でよく使われる。なお、この表現で使われている前置詞ofは「関係」の意味となる。
annoy
「イライラさせる」「困らせる」等の意味を持つ動詞。語源は「嫌悪の中に入れる」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。なお、longmanにはslightly angryとあるので「マイルドな怒り」というニュアンスになると思う。また、日常会話で後の例文に出てくるget on someone’s nerve(~をイライラさせる)という表現もよく使うと説明されている。
下記動画では、後の例文で出てくるbother(邪魔をする)という単語を使って、repeated botheringという風に説明されている(10:27ぐらい)。具体的な使い方も10:55ぐらいから説明されているので、repeated botheringという形でbotherと関連付けて覚えるのがよいと思う。
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