DUO3.0例文解説メモ #106
DUO3.0例文の106本目です。
回路エンジニアにとってはshrinkは日常的に使う単語です。
dye
「(髪・衣服等を)染める」という意味の動詞。発音はdie(死ぬ)と全く同じとなる。
fabric
「布地」「織物」「社会基盤」「建物の骨組み」等の意味を持つ名詞。語源は「ピッタリ合わせる」ということに由来しており、モノの製造や建築で使われていた単語となる。ここから「布地」「織物」という意味にも派生している。
具体的には、①建物をピッタリ合わせること→「建物の骨組み」、②建物を社会構造と考えて→「社会基盤」、③ピッタリ合わせられた(作りこまれた)布→「布地」「織物」といった感じになる。この例文では③の意味で使われており、身近な使用例としてはファブリーズ(fabric(布)+breeze(そよ風)の造語)やfabric softener(柔軟剤)といったものがある。
shrink
「縮む」「小さくする」等の意味を持つ動詞。語源は、スペルからは分かりにくいが語根cur(曲がる)を持っており、真っすぐ伸ばさずに曲げて縮小させるといったイメージとなり、冒頭の意味につながっている。「洗濯で服が縮む」「マーケットが縮小する」といった意味でも使われる単語となる。
また、電子部品の世界では、Chip Shrinkという形でよく使われる。写真のようにICの中にはchipが入っており、このchipはシリコンウェハーというCDディスクのようなものに作りこまれる。このサイズをshrinkすれば(小さくすれば)、一枚のウェハーから作れるchipの数が多くなるため、コストダウンができるという仕組み。
その他にも、カジュアルな表現として精神科医の意味で使われることもある(psychiatristと同じ意味)。もともとはheadshrinkの省略形のようだが、頭の中の問題をshrink(縮める)させてどこに問題があるのかを探っていくのが精神科医なのでこのような言葉が生まれたらしい。そのため「妄想ででっかく膨らんだ頭を縮ませる」ことから「精神科医」の意味でも使われる。
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