DUO3.0例文解説メモ #492
DUO3.0例文の492本目です。
quiteは「程度を高める機能を持つ副詞」です。こう考えると、quite a few(大勢の人)という意味もスッキリ解釈できると思います。
quite a few people
「大勢の人」という意味の表現。「かなり多くの」「思ったよりも多く」といったフレーバーを持ち合わせている。個人的にはこの表現を理解する上でキーとなるのはquiteの解釈になると思う。そのため、ここからはquiteについて少し説明をしていく。
quiteは「完全に」「極めて」「かなり」等の意味を持つ副詞で(名詞としての意味もある)、語源は、qui(休む)を語根に持ち「休む」→「解放する」→「完全に」といったニュアンスに派生した単語となる。後に「完全に」という意味が少し弱められ、「かなり(=fairly)」という意味も持つようになっている。要は「程度を高める機能を持つ副詞」になっているということ。
以上のことを踏まえて同表現を分解すると、quite(程度を高める)+a few(少しある)→「少しの程度を高める」→「思ったよりも多い」「かなり多い」となり、冒頭の意味につながっているということになると思う。マインドマップ風にまとめると下図の右側のイメージになると思う。
celebrate
「祝う」「称賛する」「(ミサなどを)執り行う」等の意味を持つ動詞。語源は、celeb(有名)+ate(動詞末尾)→「有名にする」ということ。ここから「褒め称える」というようなニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
ちなみに、ミサとは「聖体を受け神に感謝する祈願などを行うもの」となる。前の例文で出てきたcelebrity(有名人)も同語源となるので読み返してみると単語のつながりが強化されると思う。
anniversary
「(毎年の)記念日」という意味を持つ名詞。語源は、annus(年)+vers(回転)+ary(名詞語尾)→「毎年回ってくるもの」となり冒頭の意味につながっている。
なお、annusはラテン語で「年」という意味を持っており、前の例文で出てきたannual(年の)でも使われているので、そちらの説明についても読み返してもらえると単語のつながりが強化されると思う。ただ、anniversary自体日本語でも使う機会があるので語源を意識しなくても自然と理解できる人も多いと思う。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません