DUO3.0例文解説メモ #041
DUO3.0例文の41本目です。
as well asという表現はよく出てくるのでこの例文を通じてしっかり覚えてしまうのが良いと思います。
この例文で使われているgrocery storeは海外ドラマでよく出てくる印象があります。日本語にピッタリくるものがないので解説を読んでイメージと紐付けておくとよいと思います。
as well as doing…
「…に加えて」という意味の表現。分解して考えれば、as(イコール)+well(十分に)+as(イコール)+doing…(…をする)→「…するのと同じくらい十分に」となり、意訳すれば冒頭の意味につながる。この例文では、as well as cultivating grain…となっているので「穀物を栽培するのと同じぐらい十分に経営している」ということ。
cultivate
「(土地・畑等を)耕す」「(作物を)栽培する」「(技術・特性等を)磨く」「交友関係を深める」等の意味を持つ動詞。語源は、cult(開拓する)+ate(動詞語尾)→「開拓する」ということ。
ここから、①土地を開拓する→「(土地・畑等を)耕す」、②作物が育つように開拓する→「(作物を)栽培する」、③技術を開拓する→「(技術・特性等を)磨く」、④交友関係を開拓する→「交友関係を深める」といった具合に冒頭の意味につながっている。
なお、語根cult(開拓する)を持つ身近な単語としては、culture(文化=心や精神を耕すこと)がある。もともとは「動き回る」という意味を持つ語根となるが、ここから「移住する」「移住した土地を開拓する」といったニュアンスとなった語根となる。なお、longmanには②の意味では通常はgrowを使うとの説明がある(cultivateはフォーマルな表現となる)。
grain
「穀物」「一粒」「ごく僅かな量」「木目」「布目」等の意味を持つ名詞。語源は語根gra(粒)を持っており、①粒状の食べ物→「穀物(コーン、米、麦等)」、②一粒→「一粒」「ごく僅かな量」、③粒は一つずつ明確に区別できるのでそれを木や布に適用→「木目」「布目」といった具合に冒頭の意味につながっている。
なお、同語根を持つ身近な単語としてはgranola(グラノーラ)があるので同単語を知っていれば意味と語根の紐付けは容易にできると思う。
farmer
「農場経営者」「農業者」等の意味を持つ名詞。語源は、farm(農場)+er(~する人)→「農場で働いている人」となり冒頭の意味につながっている。なお、farmは日本語でも○○ファーム(農場を意味)として使われているので、理解には困らないと思う。
run
「走る」「動かす」「経営する」「運営する」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。基本イメージは「何かを走らせる」ということで、ここから色んな意味に派生している単語となる。主なものをマインドマップ風に図示すると下図のようなイメージになると思う。
なお、この例文のrun a grocery storeは基本イメージの「何かを走らせる」となり、店を走らせる→「経営する」ということ。runは基本動詞の一つとなるので、詳細なイメージについては大西先生の本を参照して頂ければと思う。
grocery store
「食料雑貨品店」という意味の表現。grocery単独でも食料雑貨店という意味を持つ。語源は、語根gro(太い)を持っており、grocerで「何でも販売する人(比喩的に太く販売する人)」という意味で使われていた単語となる。ここから、主な取扱商品が食品に制限されて冒頭の意味につながっている。
もともと個人でやっていた商売となるため、スーパーマーケットよりも規模が小さく、主に食品を販売する店のことを指す。なお、I’m going shopping(買い物にいくつもり)というと、食品ではなく服や生活用品をイメージするらしいので、食品を買うときは、I’m going grocery shoppingというのが適切となる。
grocery storeという表現は日常会話や海外ドラマでも頻繁に出てくるので、英語の学習を続けていれば自然と覚えられる表現になると思う。上記背景からgrocery(食品)という意味も持つ。
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