DUO3.0例文解説メモ #160
DUO3.0例文の160本目です。
覚えてしまえばそのまま使える表現が沢山ありますね。
deal with…
「…に対処する」「…を扱う」「…と取引する」「…に上手く対処する」等の意味を持つ句動詞。動詞deal自体は「(トランプカードを)配る」という意味を持っているが、これは語源dail(分ける)に由来しており、「何かを分ける」→「分配する」ということ。そのため、deal withを分解して考えれば、deal(分配する)+with(関係)→「関係のあるモノを分配する」ということ。ここから、何かを適切に分配する=何かを上手に扱うとなり、冒頭の意味につながっている。
ちなみに、この例文の場合は、deal with this complicated problem(この複雑な問題を適切に分配する=処理する)ということ。また、longmanにはto take the necessary action, especially in order to solve a problemという説明がされており、「特に問題を解決するために」との説明がされているが、dealのコアのイメージである分配する(問題を分配して無くす)というところから直感的にも理解できると思う。「対処する」という意味を持つ表現として、handle、cope with(後の例文で出てくる)等があるが、このサイトに詳細なニュアンス差異がまとめられているので一読してみると理解が深まると思う。
リンク先のサイトの説明によると、deal withは「とにかく用事を片付ける」といった丁寧さに欠けるニュアンスがあるとのこと。個人的には、カードを配っているdealerの様子を思い浮かべ、①皆に素早く適切にカードを分配している様→「上手に扱っている」、②機械的に分配している様→深く考えず配っている、という二面性があるという理解をしておけばよいと思う。
なお、cope with…(…に対処する)との違いについては、こちらでも説明しているので気になる方は先読みして頂ければと思う。
complicated
「複雑な」「絡み合った」等の意味を持つ形容詞。語源は、com(一緒に)+pli(折る)→「一緒に折り込む」ということ。ここから「重なり合って絡み合っている」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。基本的な単語になるので語源に遡らなくても理解できる単語になると思う。
leave it to me
「私に任せておけ」という意味のお決まりフレーズ。直訳すれば「それを私に置いておけ」となるので、任せておけという意味になるのも納得できると思う。丸暗記してしまえばそのまま使えるので、例文暗唱を通じて覚えてしまえばよいと思う。
It’s a piece of cake
「こんなのは簡単だ」という意味のお決まりフレーズ。直訳すれば「それは一切れのケーキ」となるが、なぜそれが簡単ということにつながるのかは直感的には理解できない。語源としては次の2説があるらしい。
①cakewalkから来たという説(勝者にはケーキが与えられる昔の競技のこと。そのゲームが簡単だったことに由来するという説)
②一切れのケーキを食べるくらい簡単なことという説。
丸暗記してしまえばそのまま使えるので、深く考えずに例文暗唱を通じて覚えてしまえばよいと思う。
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