DUO3.0例文解説メモ #357
DUO3.0例文の357本目です。
stop …ingは「…するのを止める」、stop to…は「…するために止まる」という意味です。躍動感を表す-ing形の理解がコアだと思います。
stop …ing
「…するのを止める」という意味の表現。#205で既に出てきている表現なので、忘れてしまった方はリンク先を読み返して頂きたい。
重複する内容になるが動名詞ではなくto不定詞が続く場合は「…するために止まる」という全く異なる意味になるので要注意。この辺りの意味の違いは、躍動感を表す-ing形のイメージに紐づけると分かりやすい。
「何かを止める」という時は動いているものが対象となるため、必然的に躍動形である-ing形が目的語に来る。そして、動いてない漠然としたもの(to不定詞)を止めることは出来ないので、to不定詞が続くときは副詞的用法(~のために)になるということ。
この例文の場合は、cling(しがみつく)という動詞の動名詞が来ているため、過去の栄光にしがみついている人(事あるごとに、昔は~だったと繰り返し言う人)に対して、stop cling(繰り返ししがみつくのはやめろ)と言っているということ。繰り返しという部分が躍動感-ing形の感覚につながっている。
cling to…
「…にしがみつく」「…にくっつく」等の意味を持つ句動詞。DUOの例文には出てこないが、Rock Climbing(ロッククライミング)のclimbは、clingして登ることから来ているらしくスペルも似た単語となっているのでRock Climbingのclimbから冒頭の意味を連想できると思う。
glory days
「絶頂期」「全盛期」等の意味を持つ表現。なお、glory自体は「栄光」「名誉」等の意味を持つ名詞となる。名詞+名詞の構造になっているため文法的にはちょっと違和感を覚えるかもしれないが、seat belt(シートベルト)、book store(本屋)のようにそのような例は多々あり、文法用語で名詞の形容詞的用法にというのに該当する。直訳すれば「栄光の日々」といった感じとなり意訳すれば冒頭の意味となる。
命令文+or…
「~しなさい、さもないと…」という意味の表現。この表現の最も重要なポイントはor(選択)だと思う。この例文に沿って考えれば、過去にしがみつくのを止めるか、それとも取り残されるのを選ぶのか、どっちを選ぶ?という感覚となり、意訳すれば冒頭の意味となる。
leave behind
「~を引き離す」「~より進んでいる」等の意味を持つ句動詞。分解して考えると、leave(そのままにしておく)+behind(後ろに)→「何かを後ろに残したままにしておく」となり冒頭の意味につながっている。
この例文の場合は、受動態になっているので説明の便宜上のため能動態にしてみると、It will leave you behind→「(今の状況は)あなたを後ろに残したままにするよ」となり、Youを主語にして受動態にすれば例文のような形となり、訳としては「取り残される」といった内容になる。
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