DUO3.0例文解説メモ #509
DUO3.0例文の509本目です。
こういったfindの使い方が自然にできるようになるといいですね。
find O C
「O(目的語)がC(補語)であることを見つける」「O(目的語)がC(補語)であることが分かる」等の意味を持つ表現。いわゆる第五文型(SVOC)と言われる文型となるが、大西泰斗先生の本にはピボット文という形で感覚的に説明されているので、その解説を読みながら例文暗唱に取り組むとよいと思う。
さらに、この例文では、Oの部分に形式主語itが使われており、to…の部分が真主語となっている。以上のことを踏まえて考えると、I found it(私はそれを見つけた)+it was pretty hard to adjust to my new surroundings(私の新しい環境に順応するのはかなり大変であった)→全体として「新しい環境に順応するのはかなり大変であることが分かった」ということ。なお、前の例文で出てきたleave O Cやmake O Cも読み返してもらえると理解が深まると思う。
adjust to…
「…に慣れる」「…に順応する」等の意味を持つ表現。この表現で使われているadjustは「調整する」という意味を持つ動詞で、語源は、ad(~の方へ)+just(一緒にする)→「一緒にする方向へ」ということ。ここから、何かを何かに合わせるというようなニュアンスとなり「調整する」という意味につながっている。
そのため、adjust to…という形で「一緒になって…に到達する」となり意訳すれば冒頭の意味となる。なお、前述した語根just(一緒にする)は、join(参加する)やjoint(接合)等で使われており、just(ちょうど)とは全く別語源なるので要注意。日本語でも調整という意味でアジャストという単語を使うので、敢えて語源に遡らなくてもイメージできる単語になると思う。
surroundings
「(人・モノなどを取り巻く)周囲」「周辺」「環境」等の意味を持つ名詞。語源は、surround(囲む)+ing(名詞語尾:現在分詞語尾)→「囲むこと」となり冒頭の意味につながっている。
ちなみに、動詞surround(囲む)の語源は、sur(越えて)+und(波)→「波が堤防を越えて水で溢れさせる」ということ。これが、後にround(周囲)という単語の影響を受けて「周りを取り囲む」といった現代の意味を持つようになっている。
なお、surroundingには形容詞や前置詞の意味もあるが、名詞として使われる場合にはこの例文のように複数形となるのでその辺りも意識しながら例文暗唱するとよいと思う(複数形になる理由は色々なものが周囲にあるためだと思う)。
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