DUO3.0例文解説メモ #299
DUO3.0例文の299本目です。
空港で使えそうな単語が散りばめられた例文になってます。
check in
「チェックインする」という意味の句動詞。カタカナでもチェックイン(主にホテル)というフレーズを使うが、空港のチェックインは搭乗手続きを意味する。ホテルも空港も自分が到着したということ受付デスクに連絡してしかるべき処理をするという点では同じとなる。
at least
「(数量などが)少なくとも」「少なく見積もっても」等の意味を持つ表現。leastはlittleの最上級となる。前の例文でat the latest(遅くとも)という表現が出てきており意味も形も似た表現となっている。DUOの和訳を見ると、両者とも「遅くとも」となっているがleastはlittleの最上級となるため「(数量が)少なくとも」ということ。通常は数量を表す語句の前に来て、少なくともその数量はということを意味する(この例文だと少なくとも45分前はということ)。
また、at the (very) leastとtheを入れた表現も存在し、公式な文章や「最も少なくとも」というように意味を強調したい場合は、この表現を使うことがあるらしい。
prior to…
「…より前に」という意味の表現。この表現で使われているpriorは「事前の」「前もって」といった意味を持つ形容詞で、語源は、pri(前に)+or(ラテン語系の比較級)→「より前に」となり前述の意味につながっている。そのため、priorはラテン語の比較級が形容詞化されたものと言うことができる。
通常、比較構文と言えば、末尾に-erを付けたり形容詞の前にmoreを付けて比較対象をthan以降に示すという構造になるが、ラテン語系の形容詞の場合は、前置詞toを伴ってprior to…という形となる(感覚的にはprior than…としたいところだが)。この辺りについては、be inferior to…のところで説明済みの内容になるので、うろ覚えの人は読み返してもらえると理解とつながりが深まると思う。
なお、longmanには、フォーマルな表現と説明されており、日常的にはbeforeを使うことが多いと思うのであまり聞かない表現という印象がある。ちなみに、priorは名詞として「前科」「修道院長」といった意味もあるが、①prior arrest(前の逮捕=逮捕歴)からarrestが省略されて→「前科」、②「他の人より前に=優先される」という構図から身分の高い人を示しそれが修道の世界で使われるようになり→「修道院長」という具合に前述の意味につながっている。
departure
「出発」「発車」等の意味を持つ名詞。語源は、de(離れる)+part(部分)+ure(名詞語尾)→「分けられて離れる」となり冒頭の意味につながっている。空港によく行く人は見聞きする機会が多いと思う。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません