DUO3.0例文解説メモ #538
DUO3.0例文の538本目です。
仮定法過去を使った文章ですね。
go with…
「…と合う」「…に付いてくる」「…(人の意見)に同意する」「…(恋人として)と付き合う」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、go(行く)+with(一緒に)→「一緒に行く」ということ。
ここから、①何かと一緒に行く→「…と合う(マッチする)」「…に付いてくる」、②人の意見と一緒に行く→「…(人の意見に)同意する」、③人と一緒に行く→「…(恋人として)と付き合う」といった具合に冒頭の意味につながっている。
また、インフォーマルな表現となるが、セックスをするという意味もあるので要注意。なお、この例文では③の意味で使われており、現在完了進行形(付き合っているという状態が今も続いている)となっている。ちなみに、longmanには③の意味は少し古い表現(old-fashoned)との説明がされている。
on and off
「断続的に」「間欠的に」等の意味を持つ表現。個人的には、スイッチがON/OFFを長期間繰り返しているイメージで理解しておくとよいと思う。参考までにlongmanの例文を引用すると、He’s been smoking for 10 years now, on and off(彼はもう10年間もたばこを断続的に吸っている)というのがあるので、この例文と併せて、どっち付かずの状態という感覚で紐付けて暗唱してしまうのがよいと思う。
for ages
「長期間」「ずいぶん長い間」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、for(期間)+ages(年齢の複数形)→「何年もの間」ということ。longmanにはイギリス英語でインフォーマルな表現との説明がされている。
be as indecisive as ever
「相変わらず優柔不断である」という意味。文法的には同等比較と呼ばれる構文で、as ~ as….で「….と同じぐらい~」という意味を持つ。詳細は#305や#335で説明しているのでそちらを参考にして欲しいが、要約すればas(イコール)という機能を使って、前半のasは副詞で「同じくらい~」という程度のイコールを表し、後半のasは接続詞となり「…と比べて」という基準としてのイコールを表すということ。
このルールに則って前から訳していくと、You’re as indecisive(あなたは同じくらい優柔不断ですよ)+as ever(今までと比べて)→「あなたは今までと比べて同じぐらい優柔不断ですよ」となり、意訳すればDUOの和訳となる。
indecisive
「決断力のない」「優柔不断な」等の意味を持つ形容詞。語源は、in(反対)+decide(決定する)+ive(形容詞語尾)→「決定できない」となり、冒頭の意味につながっている。
decide(決定する)はかなりメジャーな単語となるので、接頭辞in(反対)を捉えられれば、語源からの紐付けもそれほど難しくないと思う。
it’s about time + 仮定法過去
「もう~する時間だ」「~する頃だ」等の意味を持つ表現。仮定法過去についてはこちらにまとめているので詳細説明はそちらを是非参照して欲しい。ポイントを絞って端的に説明すると、この例文の場合、「そろそろ落ち着いたらどう」というのがDUOの和訳となっている。
言い換えれば、落ち着いていないという現在の事実に対して、もう落ち着くときですよという事実に反することを言っているということ。こういった事実に反すること言う際に仮定法過去が用いられ、感覚としては時制を過去に戻して(事実と反することを明示するために現在形から距離を取って)、settle downではなく、settled downという過去形にしているということ。
settle down
「静かにする」「静かにさせる」「落ち着く」「(結婚して)身を固める」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、settle(座らせる)+down(下に)→「下に座らせる」ということ。
ここから、①自身や他人を比喩的に座らせる→「静かにする」「静かにさせる」、②落ち着いてない状態が座る→「落ち着く」、③男女間の関係を座らせる→「(結婚して)身を固める」といった具合に冒頭の意味につながっている。
なお、settle(座らせる)については前の例文で出てきているので、そちらの説明を読み返してもらえると語源と単語のつながりが強化されると思う。
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