DUO3.0例文解説メモ #348
DUO3.0例文の348本目です。
awardは語根ward(注意を持って見る)を持つ単語です。これを覚えていれば後の例文で出てくるrewardも理解しやすくなります。
architecture’s
「建築の」という意味の表現。architecture(建築)に<’s>を付けて所有格としている。この例文を見ると、どこかに定冠詞theを入れたくなってしまうが、所有格で既に限定されているのでその必要はない(文法上してはいけない)。感覚的には、your bookをthe your book、your the bookのようにしないのと一緒となる。
prestigious
「一流の」「権威のある」といった意味を持つ形容詞。語源は、pre(前もって)+stigi(縛る)+ous(形容詞語尾)→「予め縛っておいた」ということ。ここから、手品などで予め縛っておいたというニュアンスとなり、当時は「トリックの」「いかさまの」といった意味を持っていた。そこから「目をくらませるような」といった意味合いを経て、最終的に冒頭の意味に至っている。
語源は予想外で面白いと思うが、残念ながらイメージ化には不向きな印象。プレステージと言えば何となく高級感がイメージできる単語だと思うので、そこからイメージを展開して冒頭の意味につなげるのがよいと思う。
award
「賞」「賠償金」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、a(外に)+ward(注意を払ってみる)→「注意深く確認して外に出す」ということ。ここから、よく考えた後に決定するといったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
通常、接頭辞aは「~の方へ」という意味だがここではex(外へ)がスペル変化したものとなるので要注意。なお、日本語でも○○アワードといった形で使われているので語源に紐付けなくても冒頭の意味は感覚的に理解できると思う。
また、後の例文で出てくるreward(見返り)も同じ語根を持つ単語となるので先読みして確認しておくと語源と単語のつながりを強化できると思う。
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