DUO3.0例文解説メモ #255
DUO3.0例文の255本目です。
付加疑問文を使った例文になります。
foggy
「霧がかかった」「曖昧な」等の意味を持つ形容詞。fog(霧)の形容詞形となるので、fogを知っていれば問題なく理解できると思う。日本だとあまりfogという単語を聞くことがないが、海外の天気予報などを見てるとでたまに出てくる。同じ意味を持つ単語にmistがあるが、fogはmistよりも霧の濃度が高く周りを見るのが困難な時に使われる。
また、この例文で使われているitは「その場の状況」を受ける単語となり、ここでは「天気」のことを指している。make it up to A(Aに償いをする)でも少し触れているので時間があれば読み返して頂ければと思う。
…, isn’t it?
「~だろう?」と同意を求める付加疑問文。文法ルールとしては、肯定文に付加する場合はnotを入れてくっつけ、否定文に付加する場合はnotを取ってくっける形となる。
この例文に沿って考えれば、It’s foggyという肯定文に付加することになるので、notを加えたisn’t it?を付加するということ。肯定文に対して否定の付加疑問文をくっつけることで相手に選択を求める形になる。ここで、付加疑問文の語尾が上がれば尋ねる気持ちが強くなり、逆に下げれば自信をもっており念押しするニュアンスとなる。この例文の音声を聞くと、It’s foggy, isn’t it?の付加疑問文末尾は上がっているので、尋ねる気持ちが強いこと。そのため、話し手はこれは霧が濃いと思っており、そうだねよ?と尋ねている形になると思う。
ちなみに、イントネーションを下げた場合は「霧が濃いね」という念押しのニュアンスとなる。この辺りの感覚は大西先生の本に詳しく説明されているので一読をお勧めする。また、#062でも付加疑問文を使っているのでそちらの内容も読み返すと理解が深まると思う。
chances are (that)…
「多分…となる」という意味の表現。the chances are…というようにtheを付けることもある(theを付けると少しフォーマルになる)。意味としては、ここで説明したbe likely to…(…しそうである)とほぼ同じになる。
英語のサイトで調べると、The chances are high that…の簡略バージョンとの説明もあった。これを直訳すれば「…である可能性は高い」となり意訳すれば冒頭の意味となる。
clear up
「(問題・誤解等を)解く」「(天気が)よくなる」「片づける」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、clear(クリアにする)+up(完全に)→「完全にクリアにする」ということ。
ここから、①問題や誤解を完全にクリアにする→「解く」、②天気を完全にクリアにする→「晴れる」、③汚れた状態を完全にクリアにする→「片づける」といった具合に冒頭の意味につながっている。この例文では②の意味で使われている。
later on
「後ほど」「後で」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、later(後に)+on(接触)→「後(未来のある時点)を起点としてある状態が接触する」というイメージから冒頭の意味につながる。この例文では、未来のある時点で晴れになりそこからその状態が続くという感じになると思う。
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